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■不安定な世界情勢
日本を取り巻く世界情勢は、悪化の一途をたどっています。

北朝鮮の核問題は解決の糸口は見えず、韓国との関係も険悪になっています。

さらに、世界に目を向けるとエルサレム問題により、中東は混沌となっている状況です。

そんな今だから知っておきたいのが、核兵器保有国についてです。

核兵器は戦略兵器であり、大きな影響力を持っています。

それだけに、どの国がどれだけ核兵器を持っているのか知っておくべきでしょう。

そこで今回は、核兵器保有国の情報について紹介していきます。

■核兵器保有国一覧
①ロシア
実は、世界で最も核兵器を保有しているとされているのがロシアです。

ロシアは７千発以上も核弾頭を保有しているとされています。

1949年に核実験を成功させ、アメリカと争うように核保有を増やしていきました。

冷戦終結後は、徐々にですが核弾頭の数を削減させています。

②アメリカ
ロシアに次いで、核兵器を保有しているのがアメリカです。

アメリカは6,800発前後の核兵器を保有しているとされています。

1945年に最初の核実験を成功させ、長崎と広島に原爆を落としています。

冷戦時にはソ連と軍拡競争となり、核保有を増やしていきました。

冷戦終結後は、徐々にですが核弾頭の数を削減させています。

③フランス・イギリス・中国
国連の常任理事国であるフランス・イギリス・中国も核保有国です。

実は核拡散防止条約では、アメリカ・ロシア・フランス・イギリス・中国の5カ国の核兵器保有を認めているのです。

逆に核拡散防止条約では、上記5カ国以外の核兵器の保有を禁止しています。

フランス・イギリス・中国は、数百発もの核兵器を保持しているとされています。

④インド・パキスタン
核拡散防止条約を批准していないのがインド・パキスタンです。

インドとパキスタンは、上記5カ国だけ核保有を認めるのは不公平と主張。

そして、核拡散防止条約の批准を両国は拒否しました。

その後、インドとパキスタンはそれぞれ核実験を成功させ、核保有国となったのです。

インド・パキスタンは100発前後の核兵器を保有しているとされています。

⑤北朝鮮
北朝鮮は核拡散防止条約に加盟していました。

しかし、1993年・2003年に核拡散防止条約の脱退を表明しています。

その後、何度も核実験を行っており、世界からは核保有国とみられているのが現状です。

ただし、核兵器保有については、瀬戸際外交の交渉カードとの見方もあります。

今後は、北朝鮮の核保有を認めるのかどうかが世界情勢のポイントになりそうです。

■核兵器を保有しているとみられる国
①イスラエル
イスラエルも核拡散防止条約の非加盟国です。

世界からは、核を保有しているのではとみられています。

イスラエルは核兵器や大量破壊兵器の保有について、否定も肯定もしていないのです。

これは。曖昧政策とも言われており、あえて否定も肯定もしないことで抑止力を高めているとされています。

②イラン・シリア・ミャンマー
核兵器の開発の疑いがあるのが、イラン・シリア・ミャンマーです。

核兵器を保有しているとは断定できないものの、核開発計画があったと言われています。

とくに、イランは核開発に繋がるウランの濃縮などを行っていたことが明らかにされているのです。

しかも、イランは核開発について認めており、今後もウラン濃縮などの核兵器開発に繋がる活動を中止しないと主張しています。

■日本のあるべき姿とは？
このように、世界には多くの国が核兵器を保有しています。

とくに、アメリカ・ロシアの核兵器保有数は群を抜いています。

そんな世界情勢の中で、日本も核兵器と向き合っていく必要があるのです。

日本は唯一の被爆国ですが、その一方でアメリカの核の傘に守られているのも事実なのです。

今後、日本は核兵器についてどんな姿勢を打ち出していくのか注目です。