🎤 芸能ニュース

　今月7日、ジャニーズ事務所による会見が都内のホテルで4時間以上にわたって行われた。

　創業者・ジャニー喜多川氏による所属タレントへの性加害を事実として認め、藤島ジュリー景子氏は5日付で社長を引責辞任し、謝罪。後任として東山紀之が新社長に就任した。記者からは、過去に東山が行ったとされる性加害疑惑に関する質問が何度も飛んだが、東山新社長は淡々と回答。しかし、2012年11月に亡くなった女優の森光子さんとの関係について聞かれると、感情をあらわにした。

　東山と森さんといえば、かつては「恋人関係にある」などと噂され、「莫大な遺産を東山が相続した」などと過去に一部で報じられたことがあった。

　この件について、男性記者が2人の関係について「芸能界にはびこる性接待の闇と何かしら関係があったのでは…」と質問しようとすると、東山は遮るように「全くありません」とコメント。さらに記者が「東山さんと森光子さんがどんな関係があったのか、森さんの養子になって莫大な財産を引き継いだという噂は本当なのか」説明してほしいと踏み込むと、怒りをこらえているかのような口調で「まったくありません。噂です。森光子さんは以前から僕のファンだと公言していますし、国民栄誉賞をお取りになられていて学ぶところも本当に多かったです」としたうえで、「遺産を相続したこともありませんし、そういった話もしたことありません」ときっぱりと否定した。

「創業者の性加害と、東山と森さんの関係はまったく別の話で東山が怒るのも当然、という見方も出ているが、ジャニー氏が東山を『差し出した』ともささやかれており、まったく無関係とも言い切れない部分もある。とはいえ、あの場であの質問をするのはなかなかの強心臓。東山とすれば想定外の質問だったので、思わず感情をあらわにしてしまったのでは。天国の森さんが冒瀆されたように感じられたのだろう」（会見に出席した記者）

　森さんの遺産相続を否定した東山だが、森さんの死後、気になる記事が「週刊文春」（文芸春秋）に掲載されていた。

　当時の記事によると、森さんは元気なころに「私が死んだら、子どももいないし、財産の一部はジャニーズの若い子たちの育成をするために使ってほしい」と、ジャニー氏の姉で当時ジャニーズの副社長だった故メリー喜多川氏に話していたという。メリー氏はその意見に賛同し、この遺産を「ジャニーズ＝森基金」として運用しようと考えていたというが、森の遺言状には「遺産の一部を東山紀之に譲る」と書かれており、それを知ったメリー氏が激怒したというのだ。

「東山が森さんを看取るまで寄り添っていたら、メリー氏も遺産相続に納得したはず。ところが、東山は美女たちと散々浮き名を流した挙げ句、2010年10月に2年半の交際を経て女優の木村佳乃と結婚。東山と木村の交際発覚後、森さんは急激に元気がなくなり体調が悪化したと言われている。なので、メリー氏が森さんの遺言状に納得できなかったのも仕方ない。森さんの本葬でジャニーズの代表として弔辞を読んだのが東山ではなく近藤真彦だったのも、この遺産問題が背景にあるとか」（芸能記者）

　森さんが亡くなった翌年の2014年、「一般財団法人 森光子芸能文化振興財団」が設立されただけに、メリー氏は森さんの遺志を継いだと思われるが、東山に対する相続についての遺言がかなえられたのかが気になるところだ。