俳優・劇作家の斎藤歩(さいとう・あゆむ)さんが11日、亡くなったことが分かった。60歳。公益財団法人北海道演劇財団が公式サイトで12日までに伝えた。
サイトで「かねてより病気療養中だった、北海道演劇財団理事長斎藤歩が、6月11日早朝に、永眠いたしました。ここに生前のご厚意に深く感謝申し上げます。なお、葬儀は故人の遺志により、家族葬にて執り行います」と報告された。
続けて「通夜・告別式へのご参列、ご香典、ご供花、お供物、ご弔電などのご厚志につきましては、誠に勝手ながら、辞退とさせていただきます」としたうえで、「後日お別れの会を開催する予定となっております。何卒よろしくお願い申し上げます」とした。
1964年12月20日生まれ、北海道出身。1987年、北大演劇研究会出身者を中心メンバーとする「札幌ロマンチカシアターほうぼう舎」を旗揚げし、座長となる。2000年代以降は東京と北海道の2拠点で活動。作、演出で多くの舞台を手掛け、俳優としても映画、テレビと多くの作品に出演し、20年には北海道演劇財団の理事長に就任した。近年はがんを公表し、23年1月に余命宣告を受けたが、俳優としての活動は続けた。今年2月、テレビ朝日「テレメンタリー」でその模様が放送された。
主な出演作は、崔洋一監督、三池崇史監督の作品をはじめ、「アウトレイジビヨンド」(北野武監督)、「日本で一番悪い奴ら」(白石和彌監督)、「許されざる者」(李相日監督)、「沈黙ーサイレンス-」(マーティン・スコセッシ監督)、「空飛ぶタイヤ」(本木克英監督)、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」「エール」、NHK大河ドラマ「龍…
【日時】2025年06月12日(木)
【ソース】スポーツニッポン