ロシアのウクライナ侵攻から避難するために移動した駐ウクライナ韓国大使館が、ウクライナの首都キーウ(キエフ)に復帰した。
韓国外交部(外務省に相当)は1日、現地時間4月30日夕刻に駐ウクライナ韓国大使館のキーウ復帰が完了したと明らかにした。また、キム・ヒョンテ大使も復帰した。
これに先立ち、キーウにあった駐ウクライナ韓国大使館と大使館職員らは3月からキーウの状況が緊迫したことに伴い、ウクライナ西部の都市チェルノフツィと駐ルーマニア韓国大使館内の臨時事務所に分かれて業務を行っていた。
外交部関係者は「大使と職員らがキーウに移動する過程で、ウクライナ政府の安全担当者が同行して大使館職員らの安全のためにウクライナ政府と緊密に協力した」と伝えた。
なお、駐ウクライナ韓国大使館は5月2日から業務を再開する方針だ。
去る10日イタリアを皮切りにポルトガル、フランス、トルコ、ルーマニア、モルドバ、ジョージア、イラン、カザフスタン、スペイン、ブラジル、オランダなどEU諸国と約20か国がキーウへの大使館復帰を完了した。米国の近日中にキーウで米国大使館の業務を再開する予定だ。
この流れは、ロシアのウクライナ侵攻を糾弾し、ウクライナの主権回復を支持する外交的な「支持宣言」と解釈できると韓国メディア「イーデイリー」が報じている。
【日時】2022年05月02日(月) 09:16
【提供】WoW!Korea