ロシアによるウクライナ侵攻によって、ロシアは国際的な批判、非難を受け経済制裁も行われている中、セブ市【写真は市庁舎】は9月7日(水曜日)にロシアのウラジオストック市と友好都市を結ぶ協定書に署名した。
ウラジオストックは極東の大都市で人口は60万人強、ロシアの極東艦隊の本拠地でもあり、鉄道ファンにはシベリア鉄道の発着駅があると知られている。
協定書に署名したのは何かと目立ちたがり屋のセブ市長で、セブ市当局者や協定を推進した関係者が列席し、ロシア側はウラジオストック市長など関係者、在フィリピン・ロシア大使館からは一等書記官などが立ち会った。
協定書の内容は両都市間の友好、互恵的な協力を確立すると当たり障りのない内容だが、ロシアからの観光客がセブのリゾートに訪れるように推進することも署名式で話し合われた。
ロシアは全体に寒い国なので東南アジアへ旅行する人は多く、タイなど国別では5番目の多さにまでなっていて、フィリピンにもロシア人観光客は増えている。
この協定についてロシアのウクライナ侵攻以前から協議されていたと当局者は説明するが、この時期にロシアの一都市とはいえ友好関係を結ぶとは見識がないとの批判も起きている。
【日時】2022年09月10日(土) 12:40
【提供】Philippines Inside News