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　2023年1月12日、今月9日から中国人観光客がタイを訪れて始めているが、タイの人気情報サイト「カプーク」の記事によると、チェンマイを訪れた複数の中国人観光客が市場からティックトックでライブ販売をしているという。

　投稿者が目撃した内容によると、中国人たちは10〜20人が別々のグループで市場にスマホのスタンドを立て、周囲にある商品を紹介しているようだったという。彼らは、ライブの間に注文を取り、それを持って帰るのか、それとも別に送るのか。いずれにしても、商魂たくましい中国人たちが新しい商売に関心している。

　動画は公開後40万回以上再生されているが、そのコメントには以下のようなものがあった。

「中国人たちは、新しい商売を見つけるのが上手だな。」

「彼らは、タイ人を雇わずに自分たちで全部やっちゃう。」

「少しでもタイの製品が売れればいいんじゃない。」

「日本人や中国人は、こうして今の地位になった。タイ人も見習わないと。」

　タイでは、こうした行為は労働許可証を持たない外国人には許されていない。そのため当局による取り締まりを期待する声もあるが、中国に忖度する姿勢が見えるタイ当局が見て見ぬふりすることも懸念されている。

　また今後、多くの中国人観光客が増えるとかつてのゼロバーツツアーも復活するかも知れない。それは、中国人が経営するツアー会社が、格安料金の代わりに中国人経営の土産物店やレストランにだけ連れて行き、一般のタイの店にはお金が落ちないということで、新型コロナ以前にタイで社会問題になっていた。