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夜空のイメージ、探しても火の玉はありません

2024年3月4日（月）の夜、タイの上空に明るい火の玉が現れたとするSNS投稿が広がり、火の玉の正体について議論を引き起こしました。タイ国営メディアNNTが伝えています。

タイ天文協会（Thai Astronomical Society）のフェイスブックページでは、米国の宇宙専門家ジョナサン・マクダウェル氏の声明を引用し、この火の玉が大きな流星であると確認されたと報告しました。

同協会はまた、火の玉が地球の大気圏に再突入した宇宙船、衛星、またはロケットの一部からの破片である可能性もあるとも述べました。この場合の検証は、宇宙機関が保管しているロケットの打ち上げ記録や大気圏再突入記録をチェックすることで行うことができます。 しかし、事前の調査では、その地域でそのような活動は見つかりませんでした。

チュラロンコン大学で開催された国際天文学・天体物理オリンピック（International Olympiad on Astronomy and Astrophysics）も、この物体は鉄隕石、または大気中を落下した隕石であり、マグネシウムの含有により緑色に見えたという理論を支持しています。流星が地球の大気圏に突入する速度がその色に影響を与え、動きが速くなるほど、色はより濃くなります。

同様に、タイ国立天文学研究所（National Astronomical Research Institute of Thailand）は、流星は彗星や小惑星からの岩石や塵に対する地球の重力によって引き起こされ、大気中での燃焼を引き起こすと詳しく説明。 このプロセスにより、流星の原子はさまざまな波長で光を放出するため、化学組成や周囲の空気分子に応じて異なる色が見えます。

■Bright Fireball Spotted in Thailand’s Sky｜NNT