2025年5月28日午後5時36分頃、タイ東部チョンブリー県パタヤ市カオプラタムナック地区のコンドミニアムで、建物の外壁に設置されていたセメント製のプレートが崩落し、外国人観光客1人が負傷する事故が発生しました。各報道が伝えています。
現場に駆けつけたのは、パタヤ警察署、観光警察、パタヤ市職員、そしてスワン・ボリブーン財団の救助隊。崩落現場は建物裏手で、落下したコンクリート片が散乱し、その一部が近くにいたオーストラリア人男性観光客(57歳)に直撃。頭部と右腕、右脚にけがを負い、応急処置の後、病院へ緊急搬送されました。
また、周囲に駐車されていた複数のバイクも損傷を受けました。
関係者の調査によれば、崩落したセメント板は以前からひび割れが確認されていたものの、修繕は行われていなかったとのことです。崩落はプール横の屋根付きスペースに落下しましたが、幸いにも直接人には当たらず、大惨事は免れました。
当時プールで泳いでいたタイ人男性(59歳)は、「セメント板が落ちてきた瞬間、観光客が悲鳴を上げながら逃げ回っていた。自分も慌ててプールから飛び出して逃げた」と証言しています。
現在、パタヤ警察署長が現場を直接視察し、詳細な調査を指示。パタヤ市の建築技術部門も崩落の原因究明を進めており、責任の所在については今後の調査結果を待つとしています。