タイで逮捕される
タイ東部チョンブリー県のタイ警察パタヤ署は2025年6月5日、詐欺容疑で逮捕された中国人の男が取り調べ中に逃走を図ったものの、最終的に再逮捕されたと発表しました。
この男には金銭詐欺の容疑で逮捕状が出ており、出国を試みていたところ、スワンナプーム空港で身柄を確保されました。その後、パタヤ署に移送され、取り調べを受けていましたが、男は反省した様子を装って油断を誘い、突然2階にある取り調べ室の窓から飛び降りました。
調査官の1人は「職務への責任感と、被疑者への配慮から」後を追って飛び降りましたが、地面に背中を強打して負傷し、追跡ができませんでした。現場には、2人が相次いで落下する様子が記録された防犯カメラの映像も残されていました。
その後、警察は総力を挙げて捜索を行い、男を無事に再逮捕。今回の逃走劇をめぐっては、「翼があっても逃げ切れない」といった言葉が象徴的に使われています。
パタヤ警察は「今後は取り調べ中の安全管理をさらに徹底する」とコメントしています。