🌎 国際ニュース

新型コロナウイルスの集団感染が発生しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に隔離された韓国人乗客14人が、自身らに向けられた根拠のない非難に苦痛を受けていると伝えられた。ユン・ヒチャン在日横浜総領事は13日、CBSラジオ「キム・ヒョンジョンのニュースショー」とのインタビューで、「いま乗客らは、インターネットを通して韓国国内の記事を全て検索し読んでいる」とした上で、「最も心配していることは、国内での非難や誹謗中傷のコメント」と明かした。続けて「乗客らの要請事項も、根拠のない批判を自制してほしいということだった」とし、「特に、乗客の大多数に日本に居住している方々」と説明。また、一部批判コメントには「なぜ日本の船（クルーズ）に乗ったのか」というものも見られるというが、「日本の船」とするには無理があるとユン総領事は言う。ダイヤモンド・プリンセスの運航会社は、東京所在の日本法人であるが、この法人の最大株主は米国と英国に本社を置く多国籍企業であるからだ。韓国政府は、船内にいる韓国人14人について「移送計画はない」とし、外交部（外務省に相当）当局者は「横浜総領事を通じて14人全員と個別に連絡をとり、健康状態を確認した」と伝えた。

また、14人に対して日用品の支援をおこなっている。