大量の軽石漂着の与論島にタンカー接岸、発電所へ重油を給油
読売新聞 / 2021年11月15日 12時16分
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茶花港で行われた給油作業(15日午前8時53分、鹿児島県与論町で)=小川晶弘撮影
大量の軽石が漂着した鹿児島県・与論島の茶花港に15日朝、発電燃料用の重油を積んだタンカーが接岸し、島内の発電所への給油が始まった。軽石の影響で島内の発電所に給油できない状態が続き、電力供給への影響が懸念されていた。
九州電力によると、島内には重油を燃料とする内燃力発電所がある。補給用の重油を積んだタンカーから10月25日に給油する予定だったが、港内で軽石を吸い込み、長時間の停泊ができなくなって島を離れた。
地元の建設業者らが重機などを使って港内で撤去作業を続ける一方、国土交通省がフェンスを張るなどし、入港ができるようになった。
この日は午前8時過ぎにタンカーが港に入り、パイプラインを通して近くの新与論発電所へ重油を供給。同発電所によると、島内の1・5〜2か月分相当の電力をまかなうことができる600キロ・リットルが届けられる。
[匿名さん]