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『🐷豚の病気🐷』
◎細菌と真菌による病気:
ブルセラ病、炭疽(たんそ)、破傷風、豚丹毒、豚赤痢、サルモネラ症、大腸菌症、萎縮(いしゅく)性鼻炎、アクチノバシラス症、マイコプラズマ感染症
◎ウイルスによる病気:
豚伝染性胃腸炎、豚インフルエンザ、日本脳炎、オーエスキー病、口蹄疫(こうていえき)、豚水泡病、豚コレラ、豚白血病、豚生殖器・呼吸器症侯群(へこへこ病、またはPRRS=Porcine Reproductive and Respiratory Syndrome)
◎原虫・寄生虫による病気:
回虫症、肺虫症、トキソプラズマ症、コクシジウム病
中毒:
トウガラシ中毒、食塩中毒、有機リン中毒、鉛中毒、ジャガイモ中毒
代謝障害:
急性心不全、黄色脂肪症
台湾の養豚農家に大打撃を与えた口蹄疫
平成9(1997)年、台湾で豚の口蹄疫が大発生しました。最初に発見された感染豚群を処分したにもかかわらず、流通市場の閉鎖や、豚や人の移動を禁止しなかったために台湾全土に広がり、500万頭にものぼる豚を処分することになってしまいました。
その処分への補償金、ワクチン接種の費用、豚肉の輸出停止による被害などの額を合計すると、最終的には約4000億円にもなり、20世紀最大規模の被害になりました。
豚生殖器・呼吸器症侯群 PRRS(へこへこ病)
このウイルスに母豚が感染すると、死流産や虚弱児分娩などの繁殖障害が発生します。また子豚では食欲不振や発熱などとともに呼吸障害が起こり、発育不良になってしまいます。別名の「へこへこ病」とは、病気にかかった子豚が、お腹をへこへこさせながら呼吸するようになることからつけられています。
人畜共通感染症
細菌、真菌、寄生虫が原因となり人が動物から、または動物が人から感染する病気は人畜共通感染症と呼ばれ、特に注意をしなければなりません。また、豚肉としての豚を考えた場合、肉を介して炭疽、トキソプラズマ症、サルモネラ症、大腸菌症などの感染があげられます。