>>552
前出のスタッフもこううなずく。
「『不適切な行為はやめてほしい』といった内容の張り紙を何回かしました。それでも改善しないので、『××行為やめて』と、かなり強い文言の張り紙をしたこともあります。すると今度は店にLGBTの団体を名乗る方から、張り紙についてクレームのお電話をいただいたり、無言電話が立て続いたり、法務局の人権擁護の関係者が店に来て『この内容はちょっと…』というようなご指摘を受けたこともありました。店としてはゲイ差別をしている訳ではない。みんなが安心して利用できるようにしたかっただけなのに…」
こうした迷惑客の悪評がたち、利用客が減ったことで経営は悪化の一途をたどった。
「もともと太陽ヘルスセンターは『お風呂を気軽に利用してほしい』と思いから、午前4時から翌午前2時までめいっぱい営業していました。
施設はスパ並みに充実しているのに数百円という銭湯価格ですから、以前より経営はギリギリの状態…というか、銭湯事業の数百万円近くの赤字はすべて、母体の運営会社が手掛ける不動産業の利益で補填していたのです。そこに悪評がたって客が激減、さらに最近の燃料費高騰が追い打ちをかけ、これ以上は無理だと決断したのが昨年11月のことでした」(前出・スタッフ)