本来ならば1人でも多くの有権者に支持をアピールする場である安倍首相の街頭演説。だが、この衆院選では異例の対応が続いている。通常、幹部の遊説日程は自民党のホームページやツイッターなどで予告。現に小泉進次郎筆頭副幹事長(36)のこの日の大阪入りは、時間と場所が6日のうちに発表されていた。
ところが、この日の柏市と市川市の街頭演説は、事前予告なしのサプライズ。現地ではSPや取材陣が集結したことで「これから首相が来るらしい」と地元民らがうわさしながら、安倍氏の登場を待つような状態。6日の都内での演説も事前発表はなかった。
今回の対応の背景にあるのが、東京都議選だ。当時、森友・加計学園問題などで逆風にさらされていた首相は、選挙戦最終日の7月1日に最初で最後の応援演説を東京・秋葉原で行った。その際、一部から「帰れ!」「辞めろ!」のヤジが飛んだことに安倍氏が激怒。「憎悪からは何も生まれない! こんな人たちに負けるわけにはいかない」と発言。この場面がテレビで繰り返し放送され、支持率を更に落とす一因となった。党関係者も「秋葉原(の対応)はまずかった」と頭を抱える。
ところが、この日の柏市と市川市の街頭演説は、事前予告なしのサプライズ。現地ではSPや取材陣が集結したことで「これから首相が来るらしい」と地元民らがうわさしながら、安倍氏の登場を待つような状態。6日の都内での演説も事前発表はなかった。
今回の対応の背景にあるのが、東京都議選だ。当時、森友・加計学園問題などで逆風にさらされていた首相は、選挙戦最終日の7月1日に最初で最後の応援演説を東京・秋葉原で行った。その際、一部から「帰れ!」「辞めろ!」のヤジが飛んだことに安倍氏が激怒。「憎悪からは何も生まれない! こんな人たちに負けるわけにはいかない」と発言。この場面がテレビで繰り返し放送され、支持率を更に落とす一因となった。党関係者も「秋葉原(の対応)はまずかった」と頭を抱える。