寄付は2012年4月、当時の石原慎太郎知事が中国も領有権を主張する尖閣諸島の取得を提唱して募り、約14億8000万円が集まった。だが、政府が同年9月に尖閣諸島を国有化したため、13年3月に現地調査の費用を除いた約14億円を基金化。基金は都条例で「国による尖閣諸島の活用に関する取り組みのための資金とする」と定められたため使途がなかった。
会見で小池知事は、尖閣諸島などの監視強化に向けて政府が超小型衛星の活用を検討しているとされることに触れ「(基金の)活用がそういった形で行われるならば、寄付をされた方の思いに合致するのではないか」と述べた。
会見で小池知事は、尖閣諸島などの監視強化に向けて政府が超小型衛星の活用を検討しているとされることに触れ「(基金の)活用がそういった形で行われるならば、寄付をされた方の思いに合致するのではないか」と述べた。