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果たして金正恩氏は、そのような未来について考えを巡らせたことはないのだろうか。
韓国のNGO、北朝鮮人権情報センター(NKDB)は9月に発表した「2020北朝鮮人権白書」で、「金正恩時代になり、北に送り返された脱北者に対する処罰が強化されるなど、社会全般にわたって処罰強度が高くなった」とする一方、いくつかの分野では過去と比較して、人権状況に改善が見られることも明らかにした。
白書は「2000年代以降、北朝鮮の住民の生存権、教育権、健康権が改善されている」としながら、「これは経済・社会・文化的権利に関する規約(国際人権A規約)の分野でかなりの改善が進んでいることを示している」と評価している。
筆者も、金正恩氏に国民の人権状況を改善する意思があるのだと信じたい。しかし彼の行動は、国際社会にそれを信じさせるのとは程遠いものだと言わざるを得ない。
果たして金正恩氏は、そのような未来について考えを巡らせたことはないのだろうか。
韓国のNGO、北朝鮮人権情報センター(NKDB)は9月に発表した「2020北朝鮮人権白書」で、「金正恩時代になり、北に送り返された脱北者に対する処罰が強化されるなど、社会全般にわたって処罰強度が高くなった」とする一方、いくつかの分野では過去と比較して、人権状況に改善が見られることも明らかにした。
白書は「2000年代以降、北朝鮮の住民の生存権、教育権、健康権が改善されている」としながら、「これは経済・社会・文化的権利に関する規約(国際人権A規約)の分野でかなりの改善が進んでいることを示している」と評価している。
筆者も、金正恩氏に国民の人権状況を改善する意思があるのだと信じたい。しかし彼の行動は、国際社会にそれを信じさせるのとは程遠いものだと言わざるを得ない。