「支援金を貰って廃業を決断した人が偉いよ! 正しい判断をしたと思う。
まだ半年、少なくとも年明けまではこのような状況が続くのに、未練がましくしがみ付いている思考が間違え」
広島中心部、消える夜の灯 スタンド・スナック、1―3月102店廃業
新型コロナウイルス感染拡大を受け、中四国地方最大の歓楽街、流川・薬研堀地区を中心に広島市中区内でスタンドやスナックなどの廃業が止まらない。
中区を管轄する広島中央署管内で廃業を届け出た「深夜酒類提供飲食店」は1~3月で102店。
この3カ月間だけで、急増した昨年1年間の届け出店数234店の半数近くに上る。
風営法に基づく深夜酒類提供飲食店は午前0時以降も営むスタンドやスナック、バー、居酒屋などが対象。 営業を開始したり廃業したりする場合、県警に届ける必要がある。
県警によると、中区内の廃業の届け出店数は、新型コロナが流行した昨年には234店と前年の約4・7倍に急増。
今年も廃業は続き、3月末までに102店に上る。
うち3月分が95店で9割以上を占めていた。
県の新型コロナ集中対策期間だった昨年12月~今年2月、広島市内の飲食店は時短営業を要請された。
それまでの影響も踏まえ、年度末で営業に区切りを付けた店が多かったとみられる。
県公安委員会の営業許可が要る接待を伴うキャバクラ、キャバレーなどの「社交飲食店」も1~3月、40店が廃業を届け出た。
昨年は全体の約2割に当たる148店が閉じた。
今年3月末現在、営業を届け出ている深夜酒類提供飲食店は2505店、社交飲食店は672店。