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急増する「梅毒」広島市で過去最速ペース 匿名での無料検査が可能 30分で結果判明
6/3(金) 19:16配信
広島市の「梅毒患者」が年初からわずか5か月で過去最多だった年間の患者数を上回る「過去最速」ペースとなっている。
【広島市中保健センター長・奥野博文医師】
「このままだと本当に爆発的に増えてしまう可能性もあるんじゃないか」
【広島市健康推進課・中西貴浩技師】
「過去にないスピードでの増加になっているので、非常に心配しているところです」
では、「梅毒」とはいったいどんな病気なのかおさらいする。
「梅毒」は「梅毒トレポネーマ」という病原菌が原因の感染症で主に性行為によって感染する。
3週間から6週間の潜伏期を経て皮膚や粘膜に「ただれ」など様々な病変が出るがここで侮ってはいけない。治療せずに放置すると大変なことになる。
【広島市中保健センター長・奥野博文医師】
「放置していたら神経の方に飛んでいって「神経梅毒」という重篤なことにもなりますし、お母さんが(感染が)分からず、そのまま妊娠・出産ということになれば、赤ちゃんにも重大な影響が出てくる」
こうした状況の中広島市の保健センターでは1回の採血で、梅毒とエイズ両方の検査結果がおよそ30分で分かる迅速検査を無料・匿名で実施している。こうした機会を利用し早く発見することが重要。
【広島市健康推進課・中西貴浩技師】
「先ずは検査を受けて頂いて、安心をしていただくというのも1つの重要なことだと思います。感染の可能性があるパートナーの方などにも検査を受けて頂きまして、もし感染していた場合には一緒に治療することが再発防止の為に重要になります」
<スタジオ>
もはや「梅毒」は昔の病気ではない、身近な病気となっている。検査や治療は自分の為だけではなくパートナーや家族のため。そう考え行動することが大切だと言える。