津山労働基準監督署は、昨年12月に岡山県美作市で枯れた松を切り倒す作業を行った際に危険防止措置をしていなかった疑いで、美作市の建設会社と代表取締役社長の男(66)をきょう(8月1日)書類送検しました。 労働安全衛生法違反の疑いで岡山地方検察庁津山支部に書類送検されたのは、美作市の建設会社・美作建設と、代表取締役社長の男(66)です。 津山労働基準監督署によりますと、美作建設は、昨年12月19日、美作市真加部で枯れた松をチェーンソーを使って切り倒す作業を行いましたが、倒れた松の付近で枝を払う作業をしていた男性作業員(79)が木の下敷きになり死亡したものです。作業の際、美作建設は木が倒れる合図を周囲にいる他の作業員に周知せず、また倒す木の高さの2倍の距離を半径とする円形の内側に他の作業員を入れてはならないことに違反して男性作業員を立ち入れさせるなど、危険防止措置を講じていなかった疑いが持たれています