>>86
県や市の許可を受けて経営されている墓地は合法ですので違法ではありませんが、墓地の問題は複雑なので注意が必要です。
まず墓地は売買できませんので永代供養料や使用料などの名目で貸借することになりますが、実際には売買と同じようなものですよね。
墓石店は墓地を経営できませんので宗教法人が墓地を経営する形式ですが、実際には墓石店と宗教法人が提携しているケースもあるようです。
どこの墓石店がという話ではなく全国一般論ですが、宗教法人の名義貸しもあると聞いたことがあります。
安い山を買い切り開いて墓地にすれば高く売れるのですから、お金が欲しい宗教法人も墓石店も協力して墓地経営をしたいはずですよね。
墓地は、昔から田舎にある集落の共同墓地、お寺の檀家墓地、自治体の霊園墓地、個人墓地など色々ありますが、これから先の人口減少時代にお墓がどうなっていくのかを想像して決める必要があります。
わたしたちは死後、自分のお墓がどうなるかを確認することができません。高いお金を支払っても本当に墓地が永代供養なんてしてくれるか?お墓を守る子孫がいるか?宗教法人だって破綻している可能性があります。わかりますか?
だからこそ本当は地方自治体が公設公営の霊園墓地を計画的に整備し、しかもそこにはモニュメントや樹木の下に遺骨を合葬して共同供養し続けるタイプの合葬型墓地、共同墓地が必要不可欠なのです。
しかし岡山市をはじめ岡山県下の自治体は民間任せです。民業圧迫にならないようになどと言う人さえいますが、それはつまり神聖なお墓さえも商売にしている民業があることを露呈しているわけです。
自治体がそんな態度ですから、樹木葬や海洋葬など散骨が増えているのも当たり前といえば当たり前でしょうね。