>>63
猫舌の人は舌の動かし方が下手なだけだという考えである。猫舌だと思っている人は熱いものを食べる時、熱に敏感な舌先を前に出したまま、ものを口に入れている可能性がある。
人は誰しも小さい頃は舌の使い方が上手ではなく、最初はたいてい舌先で食べようとする。つまり、小さい子供はみんな猫舌からスタートする。その後、成長する過程で色々な熱いものを食べたり飲んだりする中で、どのような舌の使い方をしたら熱さを感じないかを自然に習得していく。親が猫舌の場合は子供も熱いものを口にする機会が少なく、上手な舌の使い方が身に付かないケースが多い。
熱いものが口に入ってきた時に舌を後方に引いて、舌の下のポケットに入れるという一連の動きが、人間が本来持っている反応であるならば、「猫舌=機能不全」、つまり「疾患」ということになる。