履正社、課題を痛感する春の初戦 「頭を使うしかない」
小俣勇貴 2019年4月14日17時58分
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三島—履正社 六回、左中間に2点二塁打を放つ履正社の小深田
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高校野球の春季大阪府大会で14日、今春の選抜大会に出場した履正社が、1回戦の星稜(石川)戦以来となる公式戦に臨んだ。優勝候補と目されながら世代屈指の右腕、奥川恭伸(3年)に3安打完封を許して敗退してから、約3週間。1回戦で三島を9—2(七回コールド)で下したが、改めて課題を痛感する一戦となった。
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三島の先発投手は直球が150キロを超える奥川のような速球はない。ただ、チェンジアップもスライダーも大きく動き、直球との緩急が際立つ。それを丁寧に低めに集める、典型的な変化球投手だった。
履正社打線は苦しんだ。2点を先行され、追う一回2死。3番小深田大地(2年)が直球を引っ張り、右越えソロ本塁打。反撃開始、と思いきや、上位打線は打ち気にはやって変化球に泳がされる。小深田も2、3打席は変化球をひっかけて、いずれも右方向への内野ゴロに倒れた。
昨秋から、履正社の課題は「対応力」だった。長打のある打者はそろっている。ただ、「1打席目が2打席目に、2打席目が3打席目に生きてこない選手が多い」と岡田龍生監督。個々の打力の高さは認める一方で、打線として相手を攻略していく姿勢に物足りなさを感じてきた。
その懸念は、甲子園でも浮き彫りになった。奥川対策として150キロ近い直球を打撃マシンで打ち込み、力勝負を挑んだ。しかし、変化球をうまく織り交ぜられて的を絞れず、17三振。零封負けを喫した。
小俣勇貴 2019年4月14日17時58分
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三島—履正社 六回、左中間に2点二塁打を放つ履正社の小深田
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三島の先発投手は直球が150キロを超える奥川のような速球はない。ただ、チェンジアップもスライダーも大きく動き、直球との緩急が際立つ。それを丁寧に低めに集める、典型的な変化球投手だった。
履正社打線は苦しんだ。2点を先行され、追う一回2死。3番小深田大地(2年)が直球を引っ張り、右越えソロ本塁打。反撃開始、と思いきや、上位打線は打ち気にはやって変化球に泳がされる。小深田も2、3打席は変化球をひっかけて、いずれも右方向への内野ゴロに倒れた。
昨秋から、履正社の課題は「対応力」だった。長打のある打者はそろっている。ただ、「1打席目が2打席目に、2打席目が3打席目に生きてこない選手が多い」と岡田龍生監督。個々の打力の高さは認める一方で、打線として相手を攻略していく姿勢に物足りなさを感じてきた。
その懸念は、甲子園でも浮き彫りになった。奥川対策として150キロ近い直球を打撃マシンで打ち込み、力勝負を挑んだ。しかし、変化球をうまく織り交ぜられて的を絞れず、17三振。零封負けを喫した。