自分が過酷な練習をしていることが、競技で勝つためだけではなく、1秒でも早く、助けが必要な人を救うことにつながっている。だから、がんばれる。早く泳げるだけでなく、波、潮の流れ、風など刻々と変わる自然を読むなど、色々な要素が競技結果に関係してくるのが面白いんです」
競技ライフセービングとは、海辺、水辺で命を救うライフセービング技術の向上を目的にオーストラリアで競技化されたスポーツである。もともと創設された目的は、同競技を通じて一流のライフセーバーを育成することであり、勝ち負けは重要視されていない。競技とはいえ正確かつ迅速に溺者(できしゃ)を救い出すことが最重要事項であるため、ゴール後に選手が倒れ込んだり、溺者の代用で使用されるマネキンの鼻や口が水に浸かったりなど、実際の救出に適さない行為をすれば失格となる。
10月19日には、片瀬西浜海岸(神奈川県)で第42回全日本ライフセービング選手権大会の2日目が開催された。低気圧の影響で朝から風雨が激しく、海中に目印となるブイを設置できないため午前中の競技は見合わせとなったが、正午に近づくにつれて風が収まり、小雨がちらつくなか11時頃から競技が開催された。各種目で熱戦が繰り広げられたあと、世界選手権から戻ったばかりの内堀夏怜(ユース日本代表)と平野修也(ひらの なおや・30歳・日本代表)の両選手から話を聞いた。
競技ライフセービングとは、海辺、水辺で命を救うライフセービング技術の向上を目的にオーストラリアで競技化されたスポーツである。もともと創設された目的は、同競技を通じて一流のライフセーバーを育成することであり、勝ち負けは重要視されていない。競技とはいえ正確かつ迅速に溺者(できしゃ)を救い出すことが最重要事項であるため、ゴール後に選手が倒れ込んだり、溺者の代用で使用されるマネキンの鼻や口が水に浸かったりなど、実際の救出に適さない行為をすれば失格となる。
10月19日には、片瀬西浜海岸(神奈川県)で第42回全日本ライフセービング選手権大会の2日目が開催された。低気圧の影響で朝から風雨が激しく、海中に目印となるブイを設置できないため午前中の競技は見合わせとなったが、正午に近づくにつれて風が収まり、小雨がちらつくなか11時頃から競技が開催された。各種目で熱戦が繰り広げられたあと、世界選手権から戻ったばかりの内堀夏怜(ユース日本代表)と平野修也(ひらの なおや・30歳・日本代表)の両選手から話を聞いた。