奥原希望、勝つより負けて騒がれる「絶対女王」目標
[2017年9月22日7時55分 紙面から]
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試合後、握手する奥原(左)とプサルラ(撮影・滝沢徹郎)
試合後、握手する奥原(左)とプサルラ(撮影・滝沢徹郎)
<バドミントン・ジャパン・オープン>◇21日◇東京体育館◇女子シングルス2回戦
女子シングルスの世界女王、奥原希望(22=日本ユニシス)が、2年ぶりの優勝に前進した。2回戦で、優勝した8月の世界選手権(英グラスゴー)の決勝で1時間50分の激闘の末に破ったシンドゥ・プサルラ(インド)に2−0で完勝し、8強進出を決めた。目標は東京五輪の金メダル獲得と、女子レスリングの吉田、伊調のような「絶対女王」になること。年に1度の日本開催の大舞台で負けるわけにはいかない。
地元の歓声は力になる。世界選手権の決勝で1時間50分を要したプサルラを48分で退けた奥原は「たくさんの観客のみなさんの声援がパワーになった。一緒に戦えた」と笑みを浮かべた。試合後、「ウイニングシャトル」を約5000人の観客で埋まった会場に打ち込んだ。