2019.8.5 05:02
中垣内ジャパン、格上カナダにフルセットで敗れる「残念」/バレー
第4セット、スパイクを決める石川=青山学院記念館
第4セット、スパイクを決める石川=青山学院記念館【拡大】
バレーボール男子・国際親善試合第2戦(4日、東京・青山学院記念館)10月開幕のW杯に向けた強化試合。世界ランキング11位の日本は同6位のカナダに2−3で敗れ、1勝1敗で終えた。日本は第1セット、石川祐希(23)=イタリア・パドバ=や山内晶大(25)=パナソニック=の攻撃が好調で25−23と先取。選手を入れ替えた続く2セットは失ったが、第4セットは25−17で取り返した。第5セットは石川の攻撃などで食らい付いたが、及ばなかった。
互いに今後の強化や戦術を探りながらの試合。それでもフルセットで敗れると、中垣内祐一監督(51)は「残念」と不満をあらわにした。
この日はレフトの石川の対角に高野直哉(26)=堺=を先発させた。スパイクで得点するだけでなく、サーブレシーブも担うエースポジション。連戦となるアジア選手権(9月、イラン)やW杯(10月1日開幕、福岡など)へ向け、監督がレギュラーと考える石川とベテラン福沢達哉(33)=パナソニック=に代わり得る3、4番手の評価が目的だった。
だが高野は良いところなく、途中交代した柳田将洋(27)=ドイツ・ユナイテッド・バレーズ=は要所で相手ブロックに捕まった。「福沢とはプレーのレベルが違う」と指揮官。残る期間は少ないが、石川、福沢の負担を減らすためにも「底上げをしていくしかない」と焦燥感を表した。(只木信昭)