去年5月、福山市の路上で、知人の20歳の男性に暴行を加え重傷を負わせたとして、31日までに暴力団の男ら6人が逮捕されました。 傷害の疑いで逮捕されたのは、指定暴力団浅野組、中岡組の組員、尾高諒哉容疑者(28)ら6人です。 警察によりますと去年5月、福山市内海町の路上で、尾高容疑者を除く容疑者ら5人が会社員の男性を取り囲み、このうち工員の男が男性の顔を手で殴り、押し倒して左腕を踏みつけるなどした疑いがもたれています。 男性は左手首を骨折するなど、全治およそ1か月の重傷を負いました。 尾高容疑者は事件当時、現場にいませんでしたが、暴行の指示役だったということです。 警察は捜査に支障があるとして、尾高容疑者らの認否を明らかにしていません。 警察は31日、福山市内にある中岡組の事務所を家宅捜索し、組織的な関与がなかったかなどを詳しく調べています。