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引き寄せの法則で気になるのは、よくないことを考えるとそれが現実に起きてしまうというもの。

これに対し、ストア哲学と葉隠は、絶対に起きてほしくないような最悪の事態を毎日考えて備えることを勧めている。

最悪の事態は、考えないほうがいいのか、考えたほうがいいのか、が問題。

古代ギリシャ・ローマの哲学者も、葉隠以降の時代の幕末などの武士も、ろくな死に方をしてない例が多い気がする。変死や処刑がよくある。

しかしロケットの開発では、過去の事故の例から将来起きうることまで、最悪の事態を考え抜かないと進まない。そして実際に最悪の事態はよく起きる。爆発したり。それでもその最悪の事態を考えることで少しずつ進歩する。

本気で命がけで取り組むことは最悪の事態を考え、死ぬ気で取り組み、実際に死んでも目的に貢献できればいいということだろうか。