農林水産省によると、香川県さぬき市の養鶏場で10日、食肉用のニワトリが相次いで死亡し、農場で簡易検査を行なったところ、一部で鳥インフルエンザウイルスの陽性反応があった。
県は感染力が高い高病原性鳥インフルエンザの可能性があるとみて、ウイルスの遺伝子検査を急いでいる。
香川県では10日昼前、さぬき市の養鶏場から「ニワトリの死亡が増えた」と通報を受けて、農場へ立入検査を実施。
その場で簡易検査を行ったところ、一部のニワトリから、鳥インフルエンザウイルスの陽性反応を確認した。
そこでこの農場に対し、ニワトリの移動や搬出の自粛を要請するとともに、専門の研究機関でウイルスの遺伝子型の調査を依頼。
今夜には結果が出るという。
この農場は、食肉用ニワトリ10万羽を飼育しており、高病原性鳥インフルエンザであると確定した場合、感染拡大を防止するために殺処分と埋却処理を行い、農場から半径3キロ以内は移動が制限されるなどの対応が取られる。
すでに農水省は専門家で作る緊急支援チームを派遣して、香川県に対策本部を設置した。
【日時】2018年01月10日(水) 17:26
【提供】ハザードラボ