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ブラジルを公式訪問中の秋篠宮家の次女佳子さまは11日、首都ブラジリアで、日本との外交関係樹立130周年を祝う連邦議会主催の記念式典に出席された。

地球の裏側にあるブラジルとの地理的な距離は遠いが、日本ではサンバカーニバルが行われるなど「心の距離はとても近く感じます」と述べた。

あでやかな着物姿の佳子さまは、下院の議場でスピーチした。ブラジルには約270万人と世界最大の日系社会があり、「日本からの移住者を温かく受け入れてくださった」とブラジル側に謝意を表明。両国の人々が「これからも交流を進め、寄り添い合う未来を思い描いております。大切な友人、アミーゴとして」と語った。

これに先立ちモッタ下院議長は、日本の協力でブラジルが農業大国に躍進したことなどに触れ、「日本の規律とブラジルの創造性が融合することで素晴らしい成果が生まれる」と強調した。

その後、佳子さまはルラ大統領を表敬訪問。3月に国賓として日本を訪問したルラ氏と顔を合わせており、約3カ月ぶりの再会となった。日本大使公邸で開かれた日系社会主催の歓迎行事にも臨んだ。