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怪しいカネでも疑惑のカネでも、返せばそれで問題なしということか。

西川農相は１７日、閣議のあとの会見で砂糖メーカー団体「精糖工業会」が運営するビル管理会社「精糖工業会館」から寄付を受けた１００万円を返金したと明らかにした。

寄付は２５年７月１７日付。ＴＴＰ交渉の最中で砂糖は関税で｢重要５項目」のひとつ。

業界団体も政治家に働きかけている最中だ。

しかも、同工業会は農水省の「さとうきび等安定生産体制緊急確立事業」で１３億円の補助金交付が決まっていた。

露骨な賄賂とみられて当然だ。

だからこそ暴露されるなり、「今朝一番で」返金したのである。

後ろめたいことがなければそのままにしておけばいい。

西川農相は「疑念をもたれないよう返金した」と話し、安倍首相も「問題ない。国民に不信をもたれないようにしないといけない。西川農相には政務に邁進してもらいたい」などと国会で答弁していたが、揃って金権体質丸出し、真っ黒である。