ギネス世界記録には、鼻で3分間に風船をどれだけ膨らませられるか、30秒間にどれだけおしりで縄跳びができるかなど、様々な珍項目があります。
しかし、「最高齢」ほどわかりやすい記録はないのではないでしょうか。
エマ・モラーナさんは、現在生きている最高齢としてギネスに登録されています。
2016年11月29日をもって117歳を迎えるエマさんは、また一つその記録を更新しました。
彼女は、長寿の秘訣は〇〇を食べているからだ、と語りますが、その食べ物とは……!?
彼女は、単に一番高齢の人間というわけではありません。
なんと、19世紀に生まれた唯一の存命者なのです。
つまり、20世紀を最初から最後まで、一緒に生き抜いてきたということですね。
20世紀は目まぐるしく世界が変わっていった、激動の時代。
その人生を語らせたら、今の若い世代は圧倒されることでしょう。
彼女はまた、イタリアで夫の暴力を訴え離婚に成功した初めての女性だそうです。
男女平等が謳われ、女性の権利が主張されるようになってきた時代も、彼女は一緒に闘ってきたのですね。
人間国宝のような彼女が住む町Lago Maggioreは彼女を大変誇りに思い、大々的にイベントを開催するのだとか。
しかしそこはさすがイタリア。
踊って歌っての大騒ぎをする予定だそう。
国民性が表れていますね。
彼女の長寿の秘訣は一体なんなのでしょう。
それは、食べるものにあると彼女は語ります。
117歳の誕生日の朝も、食べるものは変わらずいつも一緒。
それは、卵。
彼女の主治医がアドバイスして以来、それを守り続けているのだとか。
もちろん人によって体に合う合わないがあるでしょうが、彼女の健康は明らかにこの「卵付き朝食」が支えてきたのでしょう。
激動の時代を強く生き抜いてきたエマさん。
素敵な誕生日を過ごされることをお祈りします。
【日時】2016年12月01日(木) 11:50
【提供】秒刊SUNDAY