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■オヤジ世代のポジションを利用する
オヤジ世代ともなれば、転職したての人はともかく、多くは職場の中である程度の役職や立場にあるものです。

部下を持っている場合は、その全員の仕事の状況を確認し、必要があれば最後の1人の仕事が終わるのを待っていなければならないケースもあります。

そうなれば、なかなか思うような時間の使い方ができないこともあるでしょう。

とはいえ、オヤジたるもの、若い連中よりもひとつ上を行く意味でも自分を磨く時間を持つべきです。

自分磨きにもいろいろあります。

各種資格取得のための講座や、スポーツジム、趣味の集まりなど有意義なものは少なくありません。

そこで、仕事を早く終わらせれば良いですが、忙しくてそんなことは無理だという声が聞こえてきそうです。

しかし、部下を持っているオヤジであれば、セクショントータルでのマネジメントとして、自分と部下の仕事を調整することで時間を作れる可能性があります。

究極的には、自分の仕事を部下に任せて早く帰って自分磨きの時間にあてることも不可能ではありません。

また、役職が上になればなるほど残業しないで済む人が増えると考えられます。

但し、会社によっては上に行くほど激務というケースもあるため一概にはいえません。

しかし、一般には立場が上のほうが何かと調整は付けやすいものです。

このポジションを利用しない手はありません。

注意したいのが、本来は自分でやらなくても良いものまで抱え込むことです。

これをやっていると、仕事が早く終わる可能性は0に等しくなります。

部下を信用できないオヤジに多いパターンでしょう。

自分はどうか、ちょっと考えてみましょう。

■仕事は段取りと工夫で時短する
部下に後を任せて退社する場合は良いですが、単に仕事を後回しにして時間を作る場合は、その分の仕事をどこで片付けるかまで考えておく必要があります。

また、仕事に必要な時間のうち、何パーセントか何十パーセントかは段取りと工夫で短縮できるかも知れません。

準備万端整えておけば、二度手間や三度手間は防げるでしょう。

客先への訪問であれば、行程を組んでアポを取っておくなども基本的なことです。

段取りを考えることや、企画の構想など、いつやっても同じだけ時間がかかるものでも工夫次第で時短できます。

例えば、休み時間や細切れのすき間時間に考えるのです。

流してしまえば何もなく終わってしまう5分や10分の時間でも何度かまとまれば30分や1時間になります。

他の仕事が終わってから30分なり1時間なりを使うのではないため、まるまる時短できたのと同じ結果が得られるのです。

この考え方を一歩進めると、時間的に集中してやらないといけない仕事や作業と、合間の細切れ時間でも構わない仕事や作業を切り分けることで、効率的な時間の使い方ができるでしょう。

ただ、こうやって作った時間でパチンコや風俗店などに行くことだけは避けたいものです。

時間とお金の無駄になるおそれがあります。