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■教育方針によって異なる塾の費用
今も昔も小学生から塾に行き始める子は少なくはありません。

ただし、親になった今では、子どもの塾にかかる費用が気になりますよね。

ひとことに塾の費用といっても、子どもが私立小学校に通っている場合と公立小学校の場合では異なります。

また、中学受験を考えているケースと考えていないケースでも異なります。

■一番お金のかかる私立小学校
もっとも塾にお金がかかるのは、私立小学校に通っているケースです。

使用している教科書を考慮する必要もあれば、学校でのテスト対策も公立のように一律では考えられないので、どうしても金額は釣りあがります。

もちろん学年によっても異なりますが、3年生くらいまでであれば月に1万円程度で済むことが多く、6年生になると3〜4万円が平均となっています。

また、内部進学を予定している児童も塾で中学受験コースを選択するケースも多く、この場合には普段の塾代に加えて、夏期講習や夏合宿の費用も必要になります。

■公立小学校の子が通う補講塾
メインは個人塾ですが、大手の塾であっても中学受験を考慮せず、学校での授業をより理解するために設けられたコースに通わせる場合は、費用もさほど大きくはなりません。

6年間を通じて、だいたい月に5,000〜1万円で済むことでしょう。

ただし、夏休み中には夏期講習しか設けていない塾もあります。

この場合には普段より多く費用がかかるので、注意が必要です。

また、補講塾は、子どもにとっての『合う・合わない』の差が激しく、6年間ずっと同じ塾に通っている子は少ないように思えます。

普段の授業料は安くても入学金が高いこともあるので、無料体験があるようであれば、まずは体験から始められることをお勧めします。

■中学受験を考えた進学塾
中学受験を希望している場合、少なくとも4年生から本格的な受験対策を始めることになります。

1〜3年生は補講塾に通ったとしても、4年生からは進学塾に移るのが一般的です。

進学塾では、だいたい月に3〜6万円がかかりますが、これは学年のほか、1コマの授業時間や1週間に何コマ授業を取るかによっても変わります。

また、ほかにも6年生に関していえば、夏期講習や夏合宿、受験直前講習などの費用も必要になるので、それぞれ少なくとも10万円は確保しておきたい金額です。

塾代だけで100万円はかかるので、早めに用意しておくと良いでしょう。

■塾の選び方と費用計算
最近では、塾のホームページに月々にかかる費用が掲載されていたり、費用のシミュレーションができるように設定されていたりすることもありますが、『費用は直接お問い合わせください』としか書かれていないところもあります。

これは、校舎によって設定している金額が異なることもあるので、このような表記になっていることが多いのですが、もし、校舎がひとつしかないのに金額が明記されていないようなことがあれば、そのような塾はひとまず外して、ほかの塾を検討されることをお勧めします。

塾を選ぶ側からすれば、費用は大切な情報です。

これを明記できないということは、他の情報も怪しいと考えても良いからです。