スマホ決済の老舗であるOrigamiが事実上の経営破綻に追い込まれ、フリマアプリ大手メルカリのスマホ決済子会社であるメルペイに会社を売却することが明らかになり、消費者にも衝撃を与えた。
Origamiでは、2016年5月にスマホ決済の先駆けとして、「Origami Pay」の名称でサービスを開始したが、後発の「PayPay」(ソフトバンクグループ傘下)や、「LINE Pay」などに押され経営を圧迫されたものと思われる。
1月時点で、Origamiには、185人の社員がいるが、約9割がリストラ対象になるというから、解雇される社員にとっては悲惨な話だ。
同社では、Origami PayのPRのため、18年10月からテレビCMを開始。
キャラクターに起用されたのは水原希子で、彼女の顔面がドアップで映し出されるCMのインパクトは絶大で、記憶に残っている視聴者も多いことだろう。
「CMキャラクターの絶対的な条件は“好感度”が高いタレントであることなんです。その点、水原はSNSに下品な投稿をしたりで、ネット上で度々炎上している“お騒がせタレント”。当然世の好感度は低く、アンチが極めて多いのです。そんなタレントがCMしているサービスということで、ユーザーの獲得が伸び悩んでしまった遠因ともいえる。水原自身に罪はありませんが、彼女をCMキャラクターに選択したOrigamiの戦略ミスと言えるかもしれませんね」(広告代理店関係者)
思えば、同社の康井義貴社長は、昨年4月にTBSの人気女子アナ・古谷有美との熱愛が発覚し、結婚秒読みともいわれたが、同10月に破局が明らかになっていた。
その頃には会社の経営も傾いていたと思われ、どうやら「カネの切れ目が縁の切れ目」だったようだ。
【日時】2020年02月10日(月) 07:30
【提供】日刊サイゾー