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　2021年12月27日、ミャンマーの裁判所は収監されている人気モデルで俳優のパインタコンさんに、懲役3年の判決を下した。家族らは持病の喘息が悪化していることなどを理由に、治療のために保釈請求しているが、認められなかった。

　クーデターで政権についた軍部による民衆への弾圧が続くミャンマーで、ミャンマー国内のみならず、タイ人女性にも人気のイケメンモデルで俳優のパインタコンさんに懲役3年の判決が下った。

　パインタコンさんは、2021年、反政府デモに参加した後、タイへ逃亡するためサルウィン川を辿って国境近くまで行ったものの、タイ側との連絡が取れる前に持病の喘息が悪化。仕方なくヤンゴンへと戻ったところを逮捕されていた。

　担当弁護士らは、今回の判決に先立って行われた被告側が弁明をする日程が、意図的に証人が出席できない日が設定されるなど、恣意的な妨害をされたほか、弁護人にも証言機会が与えられなかったと訴えている。また、現在も喘息のほかに以前タイで手術した足首の状態も悪化しているものの、強制労働を強いられているという。

　パインタコンさんは、かつて出家していた時にSNSに投稿した写真が、タイ人女性の間で話題となっていた。その後、一連の流れはタイでも報道され、今回の報道に多くのファンが心配する声をあげている。また、ミャンマーでは他に、約120人もの有名人やアーティストらが反逆罪で逮捕収監されている。【編集：KK】