憲政史上初めて弾劾された韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領(66)の国政介入容疑に対して、韓国検察が重刑を求刑した。
ソウル中央地裁は27日に開かれた論告求刑公判で、検察は朴前大統領に懲役30年と罰金1185億ウォン(約118億円)を求刑した。
検察は「朴前大統領は主権者の国民により大統領に選出されたが、影の実力者の利益のため、国民に委任された大統領職務・権限を私有化し、国政を壟断し、憲法の価値を毀損(きそん)した」と述べた。
朴前大統領は崔順実(チェ・スンシル、62)被告が所有したミル・Kスポーツ財団拠出金774億ウォンを大企業に強制した容疑(職権乱用権利行使妨害・強要)など18の容疑で起訴された。
朴前大統領はチェ被告の娘チョン・ユラ氏に乗馬支援金の名目でサムスンから77億9735万ウォンを受け取るなど総額433億2800万ウォン(実際の授受金額298億2535万ウォン)の賄賂を受け取った容疑(特定犯罪加重処罰法上賄賂)がもたれている。
【日時】2018年02月27日(火) 15:11
【提供】WoW!Korea