日産・セレナのフルモデルチェンジは、2022年秋頃の実施が予想される。
国内の中型ミニバンのセグメントでは、2021年12月に入ってから動きが激しくなっている。
まず、トヨタからは新型ノア/ヴォクシーのティザーサイトがオープンされ、想定される正式発表の日は、年明け2022年1月13日と迫っている。既に事前予約が受付中、見積もりも取れる状況で、暫定ながらも価格も判明しつつある。
そして、ノア/ヴォクシーのティザーサイト公開から二日後、これに当て付けたようにホンダからは、新型ステップワゴンのティザーサイトがオープンされた。ただし、発売時期には触れておらず、これは2022年春頃になる見込み。実際の生産・販売スケジュールはノア/ヴォクシーよりも数ヶ月遅れてはいるものの、新型ステップワゴンの発売が迫っていることを公表することで、トヨタ車を予約しようとするユーザーに「待った」をかけた形となった。
そんななか日産からは、2021年11月にセレナの特別仕様車「XVエアロ」を発表したものの、これといった大きな動きは無し。2016年発売の従来型が継続販売されている状況だ。
冒頭で述べたように、新型セレナへのフルモデルチェンジ予想は2022年秋で、トヨタ、ホンダよりもタイミングが遅れる。日産は半導体不足の影響を大きく受けており、新型エクストレイルの国内発売すら未だ実現できていない状況だ。セレナのフルモデルチェンジ時期も予想より大幅に遅れてしまう可能性があるが、エクステリアのリーク画像や、搭載されるe-POWERなど、いくらか判明しつつある部分もある。
■次期セレナのエクステリア画像がプロモーション動画でリークか
山形日産グループ創業60周年を記念するプロモーション動画では、次期セレナのリーク画像と思われるシーンが含まれていた。
ボディ側面は水平基調のキャラクターラインが印象的。大きめの三角窓は現行型を踏襲し、斜め前方視界が確保されている。リアクォーターウィンドウは、現行型よりも控えめな尻上がりとなり、水平基調のデザインに合わせられる。
【日時】2021年12月13日
【ソース】自動車リサーチ