>>16 14です。傍聴マニアはたぶん、僕と僕の奥さんと僕の友達と裁判おじさんの4人かな。傍聴マニアはだいたいすぐに顔見知りになるから分かるよ。
傍聴券を求める列に並んでいる市民の多くはマスコミに雇われた傍聴券抽選のためのバイト。知人の裁判おじさんは傍聴券の抽選で外れたけど、マスコミの知人から余った傍聴券を譲ってもらってたよ。
有名な事件の裁判傍聴が抽選になるのは初公判とか判決の日とかの節目で、それ以外の日は割と空いているよ。だから、3日目とか席が空いていたけど、特に傍聴マニアはいなかった印象です。
僕たち素人の傍聴マニア以外はみんなプロの記者とか似顔絵師だからね。興味本位かどうかは分からないけど、仕事でお父さんの方を観察していたとは思うよ。あ、そういえば、一人お父さんの方を身を乗り出してみている記者の人がいたけど、あれはちょっとね、失礼だと思うよ。
お父さんの方はそりゃ、娘二人を殺されたわけだから、ピリピリしていて、とても取材をする雰囲気ではなかったよ。それに、お父さんの出入りの時は裁判所のスタッフがガードしていたし。
僕としては、お父さんよりも川崎被告の方に興味があったね。そっちが主役だよ。死刑判決なんて香川ではめったに見られないし。死刑判決に動揺してないところに逆に闇を感じたよ。川崎被告については、「救いようのない人だな」というのが感想です。
あ、それと、思い出したけど、川崎被告の情状証人として、義理のお父さんが出廷して証言してたよ。被告の妻と殺されたお婆さんの父親だよ。結構な高齢だったよ。情状証人といってもあまり擁護になってなかった感じです。老人だからか、話にまとまりがないし。