訓練開始間もなく墜落か F2搭乗員、命に別条なし
産経新聞 2019.2.20 18:57社会事故・火災
空自のF2戦闘機が墜落した山口県沖の日本海に浮かぶ機体の一部(手前中央)。奥右は海上保安庁の巡視船=20日午後3時5分(共同通信社ヘリから)
山口県沖の日本海に墜落した航空自衛隊築城基地(福岡県)所属のF2戦闘機は、ほかの2機と訓練空域に入り、対戦闘機を想定した訓練を始めて間もなく、緊急脱出して救難信号を出したとみられることが20日、空自への取材で分かった。
空自によると、搭乗員の30代の1等空尉は脚や腰の痛みを訴えたが命に別条はなく、20代の2尉も軽傷。事前に異常を知らせる無線などのやりとりは確認できていない。事故調査委員会が2人から当時の状況を聞くなどし調査結果を4カ月以内に防衛相に報告する。
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F2は20日午前8時48分ごろ同基地を離陸し、15分程度で訓練空域に含まれる山口県萩市の見島沖に到達したとみられる。その後、周辺上空で訓練を開始。同9時18分ごろに救難信号が確認され、2分後にはレーダーから機影が消えたという。
[匿名さん]