米海軍、ボーイング製無人機で空中給油に成功
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2021年6月8日 8時40分 AFPBB News
米海軍の戦闘攻撃機FA18スーパーホーネットに空中給油するボーイングのMQ25無人空中給油機の試験機1号機。ボーイング提供(2021年6月4日撮影、7日取得)。(c)AFP PHOTO /BOEING/KEVIN FLYNN/HANDOUT
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【AFP=時事】米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)は8日、米海軍が同社の無人機を使った空中給油に成功したと発表した。
MQ25無人空中給油機スティングレイ(Stingray)の試験機1号機(T1)は、4日に実施された試験飛行で戦闘攻撃機FA18スーパーホーネット(Super Hornet)と連携し、「主要任務である空中給油の遂行能力を証明した」とボーイングは述べた。
T1はすでに空力と空中給油システムの両方を評価する試験飛行を25回終えており、年内にバージニア州の空母に送られ、さらに試験が行われる予定となっている。
米国防総省は2018年、MQ25を開発するためにボーイングと8億500万ドル(約880億円)の契約を結んだ。MQ25が現在FA18が担っている給油任務を代わって行うことで、「FA18のより適切な運用を可能にし、空母航空団の活動領域の拡大に貢献する」ことが目的だとボーイングは述べている。
【翻訳編集】AFPBB News