>>148
貴方の言うとおり、日本の方から戦争を起こすことなど絶対にあってはなりません。
しかし日本が攻撃された場合の自衛権に関しては規定すべきです。憲法は国の最高法規、そこに国家が保有する武力に関しては一切の記述が無いことはおかしいです。
そもそも日本国憲法は自衛隊のような武力組織を保有することを想定して作られておりません。
ゆえに日本政府は自衛の為の必要最低限の実力は合憲であると解釈変更を行い自衛隊は合憲であるとしていますが、軍隊不保持を謳っている憲法にも関わらず、実質的には軍隊である自衛隊を保持する事が違憲と主張する政党・団体・国民がいることも事実です。その様な違憲論争に終止符を打つため改憲は必要だと思います。
また、憲法改正をしないと防衛上の不都合が生じます。
「ネガティブリスト」「ポジティブリスト」という言葉をご存知でしょうが。
ネガティブリストとは軍隊が軍事作戦を行う際に“やってはいけない事”(例・捕虜の虐待など国際法に違反する行為など)を設定し、それ以外は行って良いとする事です。
このネガティブリストという考えは国際的に一般的です。
しかし日本の自衛隊というのはポジティブリストを採用しています。
これは憲法の制約による日本独自の方式で、“やっていい事”のみを設定する事です。
ゆえに有事の際は政府および自衛隊指揮官は作戦行動が憲法や法律に抵触しないか細心の注意が求められ、防衛の障害になることが指摘されています。
簡単に説明すれば、外国軍隊はやってはいけない事だけに注意してれば良い、自衛隊はやっていい事かどうか見極めながら行動しなければならない、という事です。
これでは、時に高度な政治判断が求められ、自衛隊の迅速で柔軟な運用ができません。