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生徒思いの学校教師、そして無邪気な子供たちが織りなすヒューマンドラマ。第76回カンヌ国際映画祭において、脚本賞と、LGBTQを扱う作品が対象となるクィア・パルム賞を獲得するなど、注目を集めている。黒川は、小学5年生のクラスメイト役で麦野湊を演じた。
受賞を受け、黒川は「僕は今、2つの自分と戦っています」と切り出し、「監督をはじめたくさんの方々のサポートや運でしかないと思う自分と、まるで自分の力でやり遂げたと勘違いしてしまう自分です」と“2つの自分”の間で揺れ動いていることを告白。今後の俳優人生に向けて「これから先、この戦闘は長く続くと思いますが、僕は毎回この感情の戦いに打ち勝って、常に優しい人間であり、俳優でありたいと思います。 本日は誠にありがとうございました」と感謝の言葉とともに結んだ。
このスピーチはたちまちSNS上で注目を集め「心震えた」「人として尊敬します…感動をありがとう」「真っ直ぐな瞳が刺さる」「圧倒的存在感」「心に留めておきたい」と多くの人の感動を呼んでいる。