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強豪ベルギー撃破の日本、五輪に弾み　バスケ女子
2021/7/15 22:39
奥村 信哉
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【バスケットボール女子　日本対ベルギー】ベルギーに勝ち、喜ぶバスケットボール女子日本代表＝さいたま市・サイデン化学アリーナ（代表撮影）
【バスケットボール女子　日本対ベルギー】ベルギーに勝ち、喜ぶバスケットボール女子日本代表＝さいたま市・サイデン化学アリーナ（代表撮影）

東京五輪に出場するバスケットボール女子日本代表の強化試合で、世界ランキング１０位の日本は同６位のベルギーに８４―７６で競り勝った。

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「小よく大を制す」を体現した一戦だった。平均身長１７５・６センチの日本は得意の速いペースに持ち込み、同１８２・３センチのベルギーを翻弄。２０１８年ワールドカップ４位の難敵を破り、ホーバス監督は「五輪への旅の出だしが本当に良かった」と手応えを口にした。

五輪代表１２人が決まって最初の強化試合は、序盤から貫いた激しい守備でリズムを作った。時に敵陣深くでプレッシャーをかけ、時に相手１人を２人がかりで追い込み慌てさせ、計２４回のターンオーバーを呼び込み攻撃に転じた。

「速いペースにもっていくための守備はよくできた」と赤穂ひまわり（デンソー）。上背で劣るガード陣もリバウンド争いに積極的に絡み、相手にインサイドでの強さを十分に発揮させなかった。

攻撃では３点シュートを多投した６月のポルトガルとの３戦に比べ、内と外をバランスよく使って相手に的を絞らせなかった。三好（トヨタ自動車）以外のシューター陣の調子が上がらないのが気がかりだが、自分たちの強みが強豪にも十分通用したのは大きな成果だ。「この勝ちはすごく自分たちの自信になった」と主将の高田（デンソー）。


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けがで代表を外れた渡嘉敷（ＥＮＥＯＳ）や、１６日に同会場で強化試合を行う男子代表の八村（ウィザーズ）が見守る中、金メダル獲得を目標に掲げる東京五輪へ大きな弾みをつけた。（奥村信哉）