🐰 読売ジャイアンツ総合

「チーム作りの限界」の指摘　ベンチから引き上げる選手たちの表情は硬かった。巨人が5日からの首位・ヤクルト3連戦で同一カード3連敗を喫すると、続く広島にも敵地・マツダスタジアムで3連敗。9月以降は8勝20敗6分と大きく失速し、リーグ3連覇は絶望的な状況となった。 「ヤクルトに3連勝すれば逆転優勝に望みはつなげたが、3連敗で張り詰めていた糸が完全に切れてしまった。打線を引っ張ってきた3番・坂本勇人、4番・岡本和真の当たりが止まってしまい、チャンスすらなかなか作れない。捕手も大城卓三、小林誠司、岸田行倫で回しているが、なかなか固定できない。他球団は先発陣を中6日で回しているが、巨人は中4、5日で回している。今まで中6日で投げていたのがシーズン途中から中5日に間隔が狭まったことが影響しているのか、先発陣のパフォーマンスが落ちている。 　シーズン終盤では異例の首脳陣の配置転換も、現時点では功を奏したとは言えない。 　明るい材料が聞こえてこないなか、日刊スポーツが10日付けの紙面で原辰徳監督が来季続投する方向で調整していることを報じた。来季もタクトをふるえば、通算16年目の長期政権となる。