萌水、涙の総合初V 菊池4姉妹唯一の所属なし四女
[2017年1月10日9時51分 紙面から]
男女の1000メートルと、3種目までの総合上位8人による3000メートルスーパーファイナルを行い、女子は菊池萌水(もえみ、24=稲門ク)が初優勝を飾った。5人姉妹のうち4人がスピードスケート、ショートトラック日本代表という一家の四女が初タイトルを獲得。男子は初日首位の渡辺啓太(阪南大)が逃げ切りで初優勝し、2位に17歳の吉永一貴(名古屋経大市邨高)が入った。
総合優勝が決まった瞬間、目に涙が浮かんだ。スピードスケートとショートラックで4人がナショナル強化選手に選ばれている「菊池4姉妹」の四女萌水が、初タイトルを獲得。「いろいろな思いの詰まった優勝」と感無量の表情を浮かべた。
早大3年で迎えたソチ五輪では補欠メンバーとして同行したが出番はなし。目に焼き付いたのは世界トップと日本の圧倒的なスピード差だった。帰国後すぐに世界の主流である硬い素材のブレードに変更。サイズも従来より0・5インチ長くするなど新たな挑戦をしたが、その影響で15年春に右臀部(でんぶ)を肉離れするなど苦しんだ。今回はようやくスピードを出せるようになっての栄冠だった。
大学卒業後は所属先が見つからず、1615年創業の老舗化粧品メーカー「柳屋」と「道東電機」のサポートを受け、時には貯金を切り崩しながらの活動だが、平昌五輪を見つめる目は輝く。次女彩花、三女悠希、五女純礼に負けじと頂点を目指して突き進む。
[2017年1月10日9時51分 紙面から]
男女の1000メートルと、3種目までの総合上位8人による3000メートルスーパーファイナルを行い、女子は菊池萌水(もえみ、24=稲門ク)が初優勝を飾った。5人姉妹のうち4人がスピードスケート、ショートトラック日本代表という一家の四女が初タイトルを獲得。男子は初日首位の渡辺啓太(阪南大)が逃げ切りで初優勝し、2位に17歳の吉永一貴(名古屋経大市邨高)が入った。
総合優勝が決まった瞬間、目に涙が浮かんだ。スピードスケートとショートラックで4人がナショナル強化選手に選ばれている「菊池4姉妹」の四女萌水が、初タイトルを獲得。「いろいろな思いの詰まった優勝」と感無量の表情を浮かべた。
早大3年で迎えたソチ五輪では補欠メンバーとして同行したが出番はなし。目に焼き付いたのは世界トップと日本の圧倒的なスピード差だった。帰国後すぐに世界の主流である硬い素材のブレードに変更。サイズも従来より0・5インチ長くするなど新たな挑戦をしたが、その影響で15年春に右臀部(でんぶ)を肉離れするなど苦しんだ。今回はようやくスピードを出せるようになっての栄冠だった。
大学卒業後は所属先が見つからず、1615年創業の老舗化粧品メーカー「柳屋」と「道東電機」のサポートを受け、時には貯金を切り崩しながらの活動だが、平昌五輪を見つめる目は輝く。次女彩花、三女悠希、五女純礼に負けじと頂点を目指して突き進む。