💊 メンタルヘルス総合

パロム「僕のレベルが60に上がりました」
アインズ「レベル60だと第八階層では低レベルだから、引き続き油断しないでくれ」
パロム「分かりました」

シャルティア「パロムが女の子になるメリットに関してでありんすが、女の子になって多くの男と致して気持ち良くなりたいから、という理由ではダメでありんすか？」
デミウルゴス「それを良く言えたな、シャルティア。そのメリットは一時の快楽だね。それはメリットとしては小さすぎますね」
シャルティア「私には大きなメリットに感じるでありんす」
デミウルゴス「一時の快楽を否定するつもりはない。だが、それ以外のメリットも欲しいのだよ」
シャルティア「難しいでありんす」

パロム「僕が女の子になりたい理由は、女の子になった僕が僕の本来の姿であると感じるからです。本来の姿になれば、本来の魔力も得ることができます」
デミウルゴス「本来の魔力を得るというメリットですね。それは素晴らしいことですが、女の子になってから、それまで予想していなかったデメリットが発生する可能性もあります。その辺のリスクも考えておくべきですね。」
パロム「リスクを考えるのは僕一人では難しいです」
デミウルゴス「それは私も考えておきます」
パロム「分かりました」

ルプスレギナ「パロちゃんの髭が薄くなったっす」
パロム「僕、魔法を使う度に若返る体質なんです」
ルプスレギナ「それはすごいっすね」
アインズ「魔法を使うと若返る？　それは化楽天という種族のスキルだな。化楽天はレアな種族で、レベルを上げるのが難しいと聞く。ゲーム依存症のペロロンチーノなら、魔王イベントで手に入れていたのだろう」

？？？「次は3番です」
ルプスレギナ「私っす」

ルプスレギナvsフンババ

ルプスレギナ「でかいっすね」
フンババは巨人である。
フンババ「プレアデス程度が俺様に勝てるわけねえ」
ルプスレギナ「ムカついたっすよ」
ルプスレギナは跳躍し、フンババの顔面を殴る。
フンババは尻餅をつく。
ルプスレギナ「もう終わりっすか？」
フンババ「効かねえな。殴打無効を身につけてるからよ」
フンババは立ち上がる。
ルプスレギナ「ブロウアップフレイム」
フンババ「炎属性無効だからそれも効かねえ」
ルプスレギナ「どうすれば良いっすか？」
フンババ「サンダガ」
アインズ「まずい」
ルプスレギナ「あああ」
フンババ「気絶しちまったか？」
ルプスレギナ「平気っす」
フンババ「何？」
ルプスレギナはアへ戦でセクシュアルドラゴンライトニングを掛けられているので、しばらくの間、雷属性は性的なエネルギーに変換される。
よって、ルプスレギナはサンダガに耐えられたのである。
ルプスレギナ「こうなったら」
ルプスレギナはフンババに飛び蹴りをする。
フンババに脚をつかまれてしまった。
刹那。
ルプスレギナ「あああああ」
ルプスレギナは大量の愛液を垂らしてしまう。
アへの魔法が効いているのだ。
フンババ「何だ？　狙ってるのか？」

フンババはパンツを脱ぎ、股間を露出する。
フンババの陰茎は1メートルもあった。
フンババ「このチンポをハメてやるぜ」
ルプスレギナ「ひいいっ。やめてほしいっすよ」
刹那。
ルプスレギナがフンババの陰茎を引っ掻く。
フンババの陰茎が出血する。
フンババ「うあああ」
ルプスレギナは一瞬の隙を逃さない。
ルプスレギナはフンババの陰茎を両手でつかみ、振り回す。
ルプスレギナは怪力なので、フンババの全身も振り回される。
フンババ「離せえええ」
フンババは闘技場の天井まで投げ飛ばされた。
フンババは天井にぶつかり、地面へ落下する。
フンババはあまりの陰茎の痛みにより、気絶した。

パロム「すごい。僕には真似できない」
アインズ「第八階層の中位モンスターも倒せるぐらいルプスレギナも強くなったか。感動したぞ、ルプスレギナ！」
ルプスレギナ「これは変な勝ち方な気がするっす」
アインズ「体力値を活かした勝ち方だな」

？？？「お次は第八階層のいじめられっ子、メタルスライムです。対戦相手はこちらで選ばせていただきます」
メタルスライム「ローウェストレベルコクーン」
ローウェストレベルコクーンとは、相手パーティーの中で最もレベルの低い者を繭の中に閉じ込める魔法である。ただし、術者も一緒に繭の中に閉じ込められてしまう。繭は両者が戦闘できる程度の空間まで広がる。
選ばれたのは、パロムだった。
パロムは繭の中でメタルスライムと対峙する。
アウラ「パロム、大丈夫かな？」
ルプスレギナ「いじめられっ子なら下位モンスターなので大丈夫だと思うっすよ」

パロムvsメタルスライム

アルティミシア「ドロー　アポカリプス」
パロム「光のクリスタル発動。シャイニング」
光のクリスタルの領域を展開した状況でパロムのサンダガが加速されてシャイニングに変化した。
アポカリプスを危険と判断したパロムはシャイニングを逆さ釣りのアルティミシアに飛ばした。
その結果、逆さ釣りのアルティミシアを倒すことはできた。
しかし、シャイニングの反動にパロムの体が耐えられず、パロムのHPが残りわずかになってしまった。
アルティミシア「人の身の魔法ではそれが限界だ」

？？？「4番の方、どうぞ」
ナーベ「…………」

ナーベvsカイナッツォ

カイナッツォ「ウォーターワールド」
両者の周囲を沸き上がる水が覆う。
ナーベ「ドラゴンライトニング」
カイナッツォ「効かぬ」
カイナッツォは泳いでナーベの首を掴む。
カイナッツォはナーベの腹に突きをする。
ナーベ「ぐあ」
ナーベは水を飲んでしまう。
カイナッツォ「ウォーターワールドで我に勝てる者はいない」
パロム「僕の知ってるカイナッツォよりずっと強い」
アインズ「強化されてるからな」

ナーベはチェインドラゴンライトニングを発動するため、両掌を合わせようとする。
カイナッツォはナーベの両腕を掴み、ナーベの両腕を左右に広げる。
カイナッツォ「その魔法は使わせぬ。これを咥えよ」
カイナッツォは30センチの陰茎をナーベの口に突っ込む。
ナーベ「ごぼっ、く、苦しい」
カイナッツォ「出すぞ」
カイナッツォはナーベの口内に射精する。
ナーベをそれを飲んでしまう。

パロム「く、防戦一方だ」
アインズ「あのような行為が許されて良いはずがない。試合を中止せよ！」
？？？「分かりました」
？？？はウォーターワールドを強制解除する。
ナーベ「ごほっごほっ……これは一体」
？？？「カイナッツォさん。あなたは許されないことをしました。消えていただきます」
カイナッツォ「ぐわー」
カイナッツォは消された。
？？？「カイナッツォさんは反則をしたので、ナーベさんの勝ちと致します」
アインズ「ちょっと待て。ナーベはもう体力の限界だ。休ませる必要がある」
？？？「そうですね。ナーベさんはちょっと第八階層では大変でした。良く頑張りましたが、退場願います」
？？？はナーベを無限地獄の入口前まで飛ばす。
ナーベは第八階層を去った。

？？？「今まで戦わせたのは中位モンスターの中では弱い方でした。ここからは、強い方のモンスターを出します」
パロム「何だと」
ルプスレギナ「今までのモンスターも強かったすよ」
？？？「そうですね。ここからは強いモンスターを出すので、あなたたちがその対戦者を決めて構いません」
アインズ「それならば納得だ」

脱落者:ナーベ

次回へ続く

？？？「それではモンスターを出します。アへさん、どうぞ」
アへ「ぐふふ」
アウラ「最下位モンスター！」
アへ「誰が最下位モンスターだ！」
アインズ「アウラ、知っているのか？」
アウラ「私とナーベとルプスレギナにセクハラしたモンスターです」
ルプスレギナ「あれは女性は戦わない方が良いと思うっす」
アウラ「パロムなら勝てるんじゃない？」
アインズ「アウラの直感は当たるからな。パロムに任せよう」
パロム「了解しました」

パロムvsアへ

パロム「ドラゴンライトニング」
アへ「マジックアブソーブ」
パロム「魔法が吸収された」
アインズ「ん？　あいつは魔法を吸収するのか？」
ルプスレギナ「そうだったっす。言い忘れてたっす」
アインズ「ルプスレギナ！　お前の記憶力の低さには失望したぞ！」
ルプスレギナ「ごめんなさいっすー」
アへ「セクシュアルドラゴンライトニング」

パロム「何だこれ、あまり効かない」
アへ「ち、性属性耐性があるか」
ルプスレギナ「そいつはエッチな魔法を使うっすよ。気をつけるっす！」
パロム「エッチな魔法？」
実はパロムもエッチな魔法を使えるのだが、使うメリットを感じないのでほとんど使ったことがない。
アへは自分と似たタイプかもしれないとパロムは思った。
パロム「そういうことか」
パロムは子どもの頃に自分で見つけた魔法を久しぶりに使うことにした。
パロム「メモリーボム」
メモリーボムは特殊性が高い魔法なので、変換が難しい。
アへ「マジックアブソーブ。……あれ、変換ができない。何だこれは。思考ができなくなってくる」
アへの記憶が短時間で無くなり、アへは思考ができなくなり、アへは魔法の使い方を忘れた。

アウラ「パロムのハメ技が効いたね。アへは物理防御が低いよ」
パロムはアへに蹴りを入れる。
パンチもしてみた。
大して効いていない感じ。
アウラ「パロムの場合はサイエンスマジックが良いかも」
パロム「サイエンスマジック。クエイクショット」
アへの形が崩れない。
アウラ「あれ、おかしいな」
アインズ「アへはHPが高い。パロム、本気の魔法を使ってくれ」
パロム「マジックブースト」
パロムの魔力が増幅する。
パロム「サイエンスマジック。リアリティスラッシュショット」
アへを倒した！

パロムはレベルが70に上がった。
パロムはアンチカーズディフェンスとアンチカーズプロテクションとアンチアビリティとアンチオールアビリティとノーマルワーキングとアイスブレイカーとファイアダウンとハボックストーンを覚えた。

？？？「次のモンスターは強いですよ。ツインデスドラゴン」
双頭の黒竜。
シャルティア「見るからに強そうなモンスターでありんす」
アインズ「あれがシャルティアを一撃で倒せるというモンスターだ。噛みつかれるとどんな者でも一撃で倒される」
ルプスレギナ「勝てるっすか？」
アインズ「攻撃を避けながら戦闘し続ける素早さが必要だ」
デミウルゴス「シャルティアが適任ですね」
アルベド「でも、一人では分が悪いわ」
？？？「そうですね。ツインデスドラゴンは二体分のモンスターですから、対戦者が二人でも構いません」
アインズ「それでは、レベル上げのためにパロムもツインデスドラゴンと対戦してくれ。ただし、シャルティアの後方で距離を取って戦ってくれ。決してツインデスドラゴンには近づくな」
パロム「分かりました」
シャルティア「私はツインデスドラゴンに近づいても良いでありんすか？」
アインズ「噛みつきを避けられる距離なら構わない」
シャルティア「分かったでありんした」

シャルティア&パロムvsツインデスドラゴン

シャルティアは一気に間合いを詰め、スポイトランスをツインデスドラゴンの首に叩きつける。
ダメージがない。
ツインデスドラゴンの噛みつき攻撃をシャルティアはジャンプして避ける。
シャルティア「遅いでありんしょう。ヴァーミリオンノヴァ」
ツインデスドラゴンが燃えた。
シャルティア「効いたでありんすか？」
ツインデスドラゴンの反撃。
シャルティアはそれも回避する。
シャルティア「危ないでありんす」
ツインデスドラゴンは燃えたまま反撃してきた。
攻撃は効いていないのだろうか。
ツインデスドラゴン「吸い込み」
ツインデスドラゴンは炎を吸収した。
もうツインデスドラゴンは燃えていない。
アインズ「まずい。ツインデスドラゴンは吸い込みで魔法を吸収するんだった。物理攻撃で戦ってくれ」

パロム「サイエンスマジック。パージフレアショット」
パージフレアは神聖属性なので、アンデット系のモンスターに有効である。それを物理攻撃に変換し、発射する。
ツインデスドラゴンはダメージを受ける。
ツインデスドラゴンはパロムに反撃しようとする。
シャルティア「させないでありんす」
シャルティアは思い切りスポイトランスをツインデスドラゴンの頭に叩きつける。
ツインデスドラゴンはダメージを受ける。
アインズ「その調子で本気の攻撃を続ければ勝てるだろう」
あれらはナザリック最強戦力だが、一体一体は最強ではないのである。
アインズはそこに勝機を見出している。
シャルティアとパロムの物理攻撃が続き、ツインデスドラゴンの頭を一つ破壊した。

ツインデスドラゴン「おおおおー！」
ツインデスドラゴンは雄叫びを上げる。
ツインデスドラゴン「ヴァーミリオンノヴァ」
ツインデスドラゴンは口から魔法を吐き出した。
シャルティア「危ないでありんす！」
シャルティアはパロムの盾になり、ダメージを受ける。
パロム「ごめんなさい！」
シャルティア「これくらいは平気でありんすよ」
ツインデスドラゴンの噛みつき攻撃。
シャルティア「速い！」
シャルティアは回避が間に合わず、スポイトランスで受ける。
スポイトランスが噛みつかれ、飲み込まれてしまった。
シャルティア「ああ、私のゴッズアイテムが！」

デミウルゴス「ツインデスドラゴンの動きが速くなっています」
アルベド「残り一頭になると強いのよ」
シャルティア「よくもペロロンチーノ様からいただいたスポイトランスをおおおー！」
シャルティアは精神的ショックで血の狂乱モードになり、本来の姿を見せる。
シャルティアは超高速でツインデスドラゴンを殴りまくる。
ツインデスドラゴンにかなりのダメージを与えた。
この形態は攻撃力が高いからである。
アインズ「シャルティア、冷静になれ！」
シャルティア「冷静でいられないでありんすよおおお」
ツインデスドラゴンの噛みつき。
シャルティアは噛みつかれてしまう。
シャルティアは血の狂乱モードを破壊された。
シャルティアは気を失ってしまう。

パロム「サイエンスマジック。ブラインドマジックショット」
ブラインドマジックはHPが少ない敵を暗闇状態にする魔法である。
ツインデスドラゴン「？」
ツインデスドラゴンは視界が見えないので動きが止まった。
パロム「サイエンスマジック。ブレイクショット」
ツインデスドラゴンは石化した。
パロム「クエイク」
ツインデスドラゴンは崩れ去った。
パロムはレベル80に上がった。

？？？「次で中位モンスターは最後です。ファットビースト」
ファットビースト「ガオー」
怪獣みたいなモンスター。
体長3メートル程度。
アインズ「あれは強敵だな。防御力が高いモンスターだ」
？？？「また2対1でも良いですよ」
アインズ「では、マーレとパロムが挑んでくれ」
？？？「シャルティアさんは倒れてますが、退場にしますか？」
アインズ「おい、シャルティア。起きろ」
シャルティアは目を覚まして起き上がる。
シャルティアは通常形態になっている。
もう血の狂乱モードになることはない。
アインズ「退場して休むか？」
シャルティア「まだまだやれるでありんす」
？？？「シャルティアさんもまだ動けるということですね。分かりました」

マーレ&パロムvsファットビースト

ファットビースト「ガオー」
マーレ「怖いです」
マーレは脚が震えている。
アウラ「マーレ、敵が動かないんだから、攻撃のチャンスでしょ！」
アウラのその言葉でマーレが走る。
マーレはファットビーストを杖で高速で殴りまくる。
ダメージはない。
ファットビーストのビンタ攻撃。
マーレはダメージを少し受けて尻餅をつく。
マーレが女性用のパンツを履いていることをパロムは確認する。
アウラ「だっさー、今の避けるでしょ、普通」
パロム「ストップ」
パロムはファットビーストの動きを少し止める。
マーレはその間に立ち上がる。

パロム「マーレは本気出しても良いかも。マーレのぶん殴りで無傷なのは半端じゃないから」
マーレ「ぷちカタストロフ」
パロム「コピーマジック」
パロムはマーレのぷちカタストロフをコピーする。
一方、マーレのぷちカタストロフがファットビーストに直撃する。
ファットビースト「ガオー」
ダメージがない。
アウラ「え、超位魔法でも無傷？」
アインズ「ユグドラシル時代のギルド戦では、ほとんどの上級者プレイヤーが敵わなかったモンスターだ」
アウラ「倒し方あるんですか？」
アインズ「上級者プレイヤーの中の上位層は突破した。少数派だけどな」

パロム「マジックテレポーテーション。ぷちカタストロフ」
ファットビーストを倒した！
アウラ「ちょ、すごい」
ぷちカタストロフをマジックテレポーテーションでファットビーストの体内に直接送り込んだので倒せた。
ファットビーストは外装は硬いが内装は脆いのである。
マーレ「今やパロム様はボク以上です」
パロム「違う違う」
マーレ「ボクの超位魔法を見ただけで覚えたんですね」
パロムはミシディアでは他人の魔法を真似して覚える天才と言われていた。
パロム「レベル80でコピーマジックが使えるようになったんだ」
アインズ「ファットビーストの弱点を突いて倒したということだから、総合力ではまだマーレの方が上だろう。だが、魔力に関しては、今後、パロムの方が上になる可能性がある」

パロムのレベルが90に上がった。
アインズ「レベル90か。レベル90は自分が強者であると勘違いしやすいレベルだ」
デミウルゴス「アンティリーネが良い例ですね」
アインズ「そうだな。アンティリーネはレベル88だったが、あまり強くなかっただろう」
パロム「そうですね」
アインズ「なぜアンティリーネがあまり強くなかったのかというと、多くの職業レベルを持ってはいたが、極めている職業レベルが皆無だったからだ。職業レベルが広くて浅いと、レベル100でも強くなれないことがある。これを育成失敗という」
パロム「勉強になります」
アインズ「パロムの場合は化楽天の種族レベルを極めてくれ。そうすれば真に強くなれるだろう」
パロム「分かりました」

ベルンカステル「それにしても、このスレ、ヒントが少なすぎるわ」
ベアトリーチェ「少なくなどない。これほど多くのヒントを出しているであろう。それでも解けぬのは、愛がないということ」
ベルンカステル「いいえ、愛はあるわ。それでも解けないのよ」
ベアトリーチェ「解けぬのは、ヒントを信じてないからだ。信じぬということは、愛がないということ」
ベルンカステル「愛がないのはベアトの方よ。嘘のヒントも出してるんだから」
ベアトリーチェ「それは思考力を付けさせてあげたいという妾の愛だ」
ベルンカステル「ベアトは愛の意味が分かってないわね」
ベアトリーチェ「分かってないのはベルンの方だ」

急にダンジョンが変わる。
？？？「私の部屋へようこそ」
デミウルゴス「どうやらテレポーテーションを使われたようですね」
アインズ「名前を教えてくれ。もう隠さなくても良いだろう」
第六天「私の名前は、第六天です」
？？？は第六天だった。
第六天「私は強いので、あなたたちが全員で私に挑んでも構いません」
アルベド「アインズ様。第六天について何か知っていることを教えてください」
アインズ「第六天を倒せたものはいない」
それを聞いて、アウラはおしっこを漏らす。
アウラ「それでは絶対勝てませんよー」
パロムはアウラのお漏らしに興奮する。
デミウルゴスはパロムの様子を冷静に観察する。

第六天は姿を現す。
アンデット版ハムスケといった感じの外見。
シャルティア「強さを感じ取れないでありんすえ」
アインズ「上位モンスターになると、強さを隠すのが上手いからな」
コキュートスが第六天に斬撃を飛ばす。
斬撃は第六天の体を通り抜けて行った。
デミウルゴス「第六天は物理無効ですか？」
アインズ「そうだな。第六天は物理無効。第六天は理系大学の教授が作ったモンスターであり、デジタル魔法なるものを使う」

ルプスレギナ「ブロウアップフレイム」
炎も第六天の体を通り抜ける。
ルプスレギナ「魔法も通じないっす」
第六天「そろそろ反撃と行きましょうか。デジタルマジック。ドットピクチャー」
ルプスレギナがドット絵に変えられた。
ルプスレギナ「力が出ないっす」
第六天「ルプスレギナさん。あなたの能力では私を倒すことはできません。退場願います」
ルプスレギナは無限地獄の入口前まで飛ばされた。
そして、ルプスレギナは元の体に戻る。
ルプスレギナ「第六天は私では倒せないっすね。でも、中位モンスターを倒せたのは私にしては上出来だったっすよ」
ルプスレギナは第八階層を明るく去って行った。

アインズ「アストラルスマイト」
通り抜けた。
デミウルゴス「実体でも非実体でもないということですね」
アルベド「第六天に弱点属性はあるのかしら」

パロム「ブーステッドマジック。アストラルスマイト」
第六天「私のHPが少し減りました」
ブーステッドマジックでアストラルスマイトの位階を上昇させたら通じた。
デミウルゴス「高位の非実体ということでしたか」
アインズ「ブーステッドマジック。アストラルスマイト」
第六天を倒した！

アインズ「さて、ここからが本番だ」
第六天の形態が変化する。
コキュートス「マリョクガジョウショウシテイル」
第六天は実体形態に変化した。
先程と異なるのは、肉体が透けていないということ。
デミウルゴス「これほどまでとは」
第六天「私の名前はガンモです。アインズ様を倒すために作られました」
アルベド「なぜそのような存在が認められているというの？」
アインズ「ガンモは私の修行のために作られたのだ」
アインズは適当に嘘を言った。
ガンモ「ハーフカットマジック」
ここにいるガンモ以外の者のHPが半分にされた。
マーレ「ボクもおしっこを漏らしてしまいました」
アインズ「おしっこぐらい大した問題ではない」
シャルティア「アインズ様よりも魔力が強いでありんす」
アインズ「その代わり、攻撃は通じるぞ」

紫苑・パブリチェンコ

契約能力は「物体をコピーする」。しかし、コピーした物体は必ずどこかが本物と異なる。

デミウルゴス「アウラ、報告を忘れてるのではないのかね」
アウラ「あ、そうだった」
アウラはデミウルゴスにパロムの魔法についての報告をした。
デミウルゴス「アインズ様、名案があります」
アインズ「何だ、デミウルゴス」
デミウルゴスはアインズに耳打ちする。
アインズ「なるほど、名案だな」

デミウルゴス「マーレ、超位魔法の詠唱をしたまえ。名案があるのだよ」
マーレ「分かりました」
アインズとマーレは超位魔法の詠唱を終える。
デミウルゴス「パロム、マジックフュージョンで超位魔法と超位魔法を融合させてくれ」
パロムはアインズとマーレの超位魔法を融合させた。
デミウルゴス「それをマジックテレポーテーションでガンモにぶつけてくれ」
パロム「マジックテレポーテーション。フォールンぷちカタストロフダウン」
ガンモを倒した！
パロムはレベル95に上がった。

デミウルゴス「レベル95に上がったようだね」
パロム「はい」
デミウルゴス「図書館で調べたのですが、化楽天はレベル10までは経験値により上げられるが、レベル11以上はそうではないらしいです」
アインズ「化楽天講習を修了する必要がある」
アウラ「面倒だね」
アルベド「そう、ちょっと化楽天のレベル上げは面倒なのよ」
デミウルゴス「化楽天講習では化楽天魔法の講習を受けます。理論の講習はラナーに、実技の講習はパンドラズアクターに行っていただきます」
アインズ「ほう。化楽天とパンドラズアクターは特徴が似ているから分かるぞ。ラナーは理論を理解したのか？」
デミウルゴス「ほとんど理解したようです」
アインズ「それは楽しみだな」
デミウルゴス「……と言いますと？」
アインズ「魔王種族はレベル100にできる者がほとんどいないのだ。化楽天は戦闘に向かない種族だと聞いたことがあるが、化楽天がレベル100で習得できる魔法は、世界そのものを変えることができるらしい」
デミウルゴス「それは楽しみですね」
アインズ「そうだな」
シャルティア「外の世界も征服したいとハッキリ言えば良いでありんす」
アルベド「爆サイでそんなことを書き込んでも無意味なのよ」
デミウルゴス「シャルティアは愚者ゆえに面白いことを言うね。しかし、愚者が世界を動かすこともあるかもしれないな。外の世界でも我々の存在を示す価値はあるかもしれないね」
マーレ「それはとても危険なことだと思います。世界征服なんて話を打ち出したら、逆に狙われませんか？」
デミウルゴス「外の世界では世界征服も位階魔法も有り得ない話だと思われているから、ネタと受け取ってもらえるでしょう」
マーレ「それなら安心です」
パロムは世界征服なんて不可能だろうと思いながら話を聞いていた。

アインズ「さて、この次はルベドの部屋だ」
アルベド「ルベド！」
アルベドはルベドに会えることに感動している。
第八階層最奥のルベドの部屋に近づく。
アウラ「瘴気がきついです」
アルベド「そう？　私は平気よ」
ルベドが膨大な量の瘴気を発生させている。
アインズ「ここがルベドの部屋だ」
アインズは扉を開ける。
アウラは瘴気を吸い込みすぎて気絶した。
アルベド「アウラは扉の外で寝かせておきましょう」
アウラを寝かせてから、部屋に入り、扉を閉める。

私が精神的に不安定になったのは役所のケースワーカーの暴言なんだけど快復できるのかな？
ケースワーカーが謝罪すれば済む話だけど役所は無視してるけど

アインズ「アウラは魔力値が低いから、ルベドの瘴気には耐えられなかったようだ」
アルベド「おはよう、ルベド。寝ていたの？」
ルベド「これはこれはアインズ様と皆様。お久しぶりです。先程気配を感知して目覚めました。そちらが新しく第八階層守護者になられたパロム様ですか」
パロム「はい。そうです」
アルベド「なぜルベドはずっとここにいるの？」
ルベド「怖いからです。私でも部屋の外に出たらあれらに倒されるかもしれない。その恐怖からは逃れられないのです」
アルベド「ルベドの気持ちは分かったわ」
アインズ「ナザリック異世界転移以来、ルベドと会ってなかったから、今回は挨拶に来た」
デミウルゴス「パロムを第八階層守護者に相応しい存在にしようと計画していてね。ナザリック最強と言われるルベドの助言が欲しいんだ」
ルベド「そうですね。パロム様は自分自身の魔力の瘴気に身体を蝕まれています。そのせいで、体力値が下がっています」
デミウルゴス「ほう。パロムは諸刃の剣ということですか」
ルベド「そういうことです」
アインズ「魔力の瘴気で私の体もだるくなる時はある。対策はあるか？」
ルベド「難しく考える必要はありません。私のように、瘴気に耐えられる肉体を作れば良いのです」
コキュートス「ツウジョウノキンリョクトレーニングデハムズカシイ」
ルベド「魔力特化型の魔法詠唱者の場合、自分自身の魔力の瘴気で体力値が下がることが多いのです。対策は、体力値を強化する魔法を極めることです」
マーレ「ボクそれできます」
ルベド「マーレ様の体力値強化魔法は一時的なものでしょう」
アインズ「永続的な体力値強化魔法が可能なら、無限に体力値を強化することも可能になるんじゃないか？」
ルベド「はい。可能です」

アインズ「助言ありがとう。ルベド、アウラを含めて我々を第九階層まで飛ばしてくれないか？」
ルベド「はい。飛ばしてあげましょう」
アインズ一行は第九階層まで飛ばされた。
ルベド「第八階層、攻略おめでとう」

第九階層
宝物庫

宝物殿とは別に、第九階層には宝物庫があり、第八階層を攻略した者のみが入ることを許される。
アインズ「ここに来ることになろうとは」
デミウルゴス「宝物が複数置いてありますね」
アインズ「ここにある宝物は全て宝物殿に預けてくれ」
デミウルゴス「畏まりました」
気を失っているアウラをアインズは担ぐ。
宝物庫の扉を開ける。
シズ「おかえりなさいませ」
アインズ「第八階層を攻略してきた」
たまたまその場にいたエクレアは、第八階層の攻略というアインズの言葉に驚愕し、気絶した。
アウラは目を覚ました。
アウラ「は、気を失っていました。申し訳ありません」
アインズ「立てるか？」
アウラ「はい。立てます」
アウラは起立する。
アインズ「皆、今日はゆっくり休んでくれ」
第八階層攻略に参加した者たちはゆっくり休むことになった。

化楽天講習(理論)

ラナー「それでは化楽天講習を始めます。よろしくお願いいたします」
パロム「よろしくお願いします」
ラナー「化楽天の魔法は大きく分けると風属性と光属性があります」
パロム「はい」
ラナー「パロム様、化楽天の魔法については理解してますか？」
パロム「あまり理解してません」
ラナー「では、説明いたします。魔法は使えても魔法の理論は理解していない魔法詠唱者は多いです。理論も理解すれば、魔法詠唱者の頂点も目指せるようになるでしょう」
パロム「はい」
ラナー「風属性の魔法から説明いたします。風はなぜ発生するのか分かりますか？」
パロム「空気が動くから？」
ラナー「それは物理的な理由ですね。魔法的な理由は、風は物質を運びたがるからです。風のこの性格から、風は遠くにある物質も運びたがります。よって、風魔法は遠距離魔法としても機能します」
パロム「そうなんですね」
ラナー「そうなのです。次に、光属性の魔法について説明いたします。相対性理論をご存知ですか？」
パロム「よく分かりません」
ラナー「E=mc^2は？」
パロム「聞いたことはあります」
ラナー「相対性理論が分からなくても大丈夫です。相対性理論を完全に理解している者は皆無なのです。ただし、魔法的な理解はしておく必要があります」
パロム「魔法的な理解？」
ラナー「はい。魔法的な理解です。相対性理論の公式であるE=mc^2の意味は、魔法的な理解をすると、魔法と光は等価交換できるという意味になります」
パロム「魔法は光に変えられる？」
ラナー「そうです。化楽天の光属性の魔法により、全ての魔法を光属性の魔法に変換することも可能です」
パロム「シャイニングより強い光属性魔法も可能？」
ラナー「可能です」
アルベド「化楽天の理論講習はその辺で良いわ」

ラナーの化楽天講習を受けて、パロムのレベルが97になった。

学校のウワサ
近頃、頻発している
失踪事件は、ナザリック
建設工事が始まってから
起こっている。

化楽天講習(実技)

パンドラズアクター「はい。まあこれはパロムさんなら簡単だと思います。化楽天魔法のコントロールアーマーです。これは対象の物理防御を下げる魔法です」
パロムはコントロールアーマーを覚えて、レベル98になった。

ナザリックはウクライナを応援しています

パンドラズアクター「今回はMPマスターの習得です。これは最大MPを上げる魔法です。これでMPだけならアインズ様と同等になるでしょう」
パロムはMPマスターを覚えて、レベル99になった。
パンドラズアクター「一応説明しますが、MPとは魔法を使うために消費するエネルギーのことで、魔力とは魔法の強さのことです。MPだけがアインズ様と同等になっても、魔力値と体力値が足りないので、まだ守護者ほどの強さはありません。パロムさんの場合、魔力値を守護者レベルにするのは短期間で、体力値を守護者レベルにするのは長期間で可能でしょう」