東日本大地震の津波による浸水域で大麻草の栽培工場が29日までに見つかった。
警視庁は栽培した大麻を売買したとして大麻取締法違反の疑いで、群馬県太田市の会社役員枝正広容疑者(48)ら4人を逮捕した。
大麻草の栽培工場になっていた仙台市宮城野区の建設会社の建物を家宅捜査。
プランター160鉢や加湿器などを押収した。
この工場では1カ月で約1キロの大麻草を生産、関東や東北地方を中心に乾燥大麻として販売、月約1500万円を売り上げていたという。
4人は4カ月ほどかけて上質な大麻を栽培していたと供述しているという。
仙台市の沿岸では大地震で最大7.2メートルの津波が押し寄せ、内陸に2キロ入った宮城野区岡田地区にも2メートルの津波が侵入。
78人の死者を出し多くの住宅、家屋が全壊した。
工場のあった建設会社は被災住宅などのリフォームなどを手がけていたという。
【日時】2013年10月30日(水) 11:41
【提供】日刊現代