>>529
前出捜査関係者は「これだけ見ても金銭目的とは思えず、快楽殺人の要素が強い。捜査員は白石から『人を殺してみたかった』や『人体に興味があった』というシリアルキラー特有の供述を引き出そうとしているが、本人はかたくなに『金目当て』という主張を崩さない。これだけのことをやっておいて、精神異常者扱いされるのが嫌なのか」と語る。
白石容疑者は週明けにも田村さん殺害の容疑で再逮捕される。捜査本部は再び勾留期限を目一杯使って取り調べを行い、それが切れたら、別の被害者への殺人容疑で再々逮捕していく方針だ。
「死体遺棄容疑は処分保留にして、本線の殺人容疑で起訴するとみられる。捜査終了には半年はかかる見通し。裁判で証言を覆されないよう、当局は供述を録音しているそうだ」(テレビ関係者)
冗舌だった白石容疑者もこのところは都合の悪い質問に黙り込み「言いたくない」と供述を拒否することも増えているという。何より連日の過酷な取り調べで心身ともに疲労困ぱい。最近は「体調不良」を訴え、多摩市内の病院で治療を受けたという情報もある。
「取り調べは1日10時間前後行われている。証拠を淡々と突きつけられ、矛盾点をしつこく聞かれるため、心身ともに追い込まれる。体調不良の白石容疑者は現在も通院中。その様子をカメラに収めようと、報道各社が集まっている」(同)
さすがの白石容疑者も音を上げつつあるようだが、殺害された被害者の苦しみに比べれば、大したことはない。
捜査本部にしてみれば、密室での9人もの死体遺棄、殺人の犯行を裏付けねばならないのは気の遠くなるような捜査だ。真の動機解明まで白石容疑者にとっては地獄の取り調べが続く。