ハリケーンは台風と同様、例年6月から11月ごろまでシーズンが続くものだが、米国東岸沖で発達中の熱帯低気圧「リナ」の動向に注目が集まっている。
米海洋大気庁(NOAA)の地球観測衛星が熱低低気圧をとらえたのは今月6日(米東部時間)。
大西洋中部に発生したときは、勢力が弱かったが、この二日間で中心気圧が995ヘクトパスカルに発達。
米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、9日現在の最大風速は約22メートルで、米国の東岸沖を沿うように北北東に向かって時速37キロで進んでいる。
米国に接近する可能性はないものの、予測される進路は、先月のハリケーン「オフィーリア」とよく似ている。
オフィーリアは、北大西洋東部で発生後、ハリケーンに変わってカテゴリー3に発達。
熱帯低気圧に変わったのちも、アイルランドや英国に暴風雨をもたらし、北大西洋から欧州に向かったハリケーンとして、観測史上に記録を残した。
オフィーリア同様、可愛らしい名前を持つ「リナ」がこの先、ハリケーンに発達するかどうか、注目したい。
【日時】2017年11月09日(木) 12:10
【提供】ハザードラボ