「大間まぐろ」漁獲量の一部未報告
仲卸業者社長2人に有罪判決
2023年7月13日 13時21分
NHKWEB
「大間まぐろ」のブランドで知られるクロマグロの漁獲量の一部を県に報告しなかったとして漁業法違反の罪に問われた仲卸業者の社長2人に対し、地方裁判所は「クロマグロは絶滅が危惧され世界的に漁獲の管理が行われていて、犯行の影響を軽視できない」と指摘、懲役4か月の有罪判決。
[匿名さん]
「カニ」の返礼に 職員の“飲み会費用”にも
顧問弁護士「漁協組織に問題」
焼津カツオ盗難
2021/11/29(月) 17:24
配信
テレビ静岡NEWS
静岡県焼津港でカツオを盗んだとして焼津漁協の職員ら5人が起訴された事件。
漁協による聞き取り調査では、別のケースとして職員の飲み会の費用などのため数十年前から主体的にカツオの抜き取りが行われていたことも明らかになりました。
焼津漁協・西川角次郎組合長
「誠に申し訳ございませんでした」
焼津港の漁協職員ら5人が起訴されたカツオ窃盗事件で、漁協は職員やOBへの聞き取り調査の結果を公表しました。
報告書によりますと、事件に関与した水産加工会社から職員にカニが贈られ、その返礼としての抜き取り行為も十数年前から行われていたということです。
また抜き取り行為は複数のケースが確認され、中には職員たちが自ら団体旅行や飲み会の費用に充てるための抜き取り行為も、数十年前から慣行的に行われていたとしています。
漁協は関与したのは焼津港外港の水揚げに関わる職員で組織的な関与は否定しましたが、顧問弁護士は「組織として問題があった」と組織改革の必要性を示しています。
相川洋介弁護士
「組織として上に相談しても無駄だといった方もいます。
隠ぺい体質があるんだと。
やっていたということは若い職員たちはみんな知ってますから、組織として問題があることは間違いない」
また報告書では警察の意向で非公表となっているケースもあり、「さらに職員の逮捕者が出ることも十分に想定される」としています。
[やまぐちけん]
アサリ101トン、「熊本産」偽装容疑で水産会社社長逮捕
福岡県警
毎日新聞 2022/2/6 11:52配信
韓国から輸入したアサリを「熊本県産」と偽り販売したとして、福岡県警は6日、熊本県荒尾市の水産会社「熊水」社長、植野樹(たてき)容疑者(56)=福岡市西区=を食品表示法違反容疑で逮捕した。福岡県警によると、植野容疑者は「国産でないと売れなかった」と容疑を認めている。県警は押収した販売記録などから、同社が産地偽装により少なくとも28億3000万円を売り上げたとみて調べる。
逮捕容疑は福岡市の二つの業者と共謀し2020年5月~21年11月、韓国から輸入したアサリ計約101トンを計12回にわたり「熊本県産」と偽装し、山口県宇部市の水産会社に総額約4150万円で販売したとしている。
福岡県警によると、アサリは水産業者を通じて東京、千葉、神奈川、埼玉など主に関東圏で販売されたという。共謀したとされる福岡市の業者は、植野容疑者の指示を受け、納品書などの産地の書き換え作業を担当していたとみられる。福岡県警はこの業者についても近く、同容疑で立件する方針。
熊水を巡っては、少なくとも20年4月~21年12月に外国産アサリ約7200トンを熊本県産と偽って販売したとして、農林水産省九州農政局から22年12月に食品表示法に基づく表示の是正指示を受けていた。
[けん山崎]